水コラム
水回り
【2026年版】山梨での引越しをスムーズに。水道手続きから配管トラブル予防まで徹底解説

「水道の手続きっていつまでだっけ?」
「退去前の掃除、どこまでやれば大丈夫だろう?」
引越しが決まり予定日が近づいてくると、手続きや準備など気になることが山のように出てくるものです。
特に水回りの準備などは、つい後回しにしてしまいがちですが、手続きを忘れて入居日に水が使えなかったり、清掃が不十分だったために敷金が返ってこなかったりと、意外にトラブルになりやすいポイントでもあります。
この記事では、山梨県での引越しにおける水回りの手続きと設備確認について、水回りのプロの視点からわかりやすく解説します。
目次
入居前にチェック!新居の水回り確認ポイント

新居に到着したら、荷物を運び込む前にまず水回りの状態をチェックしておきましょう。
特に冬~春頃の寒暖差が大きくなる時期は、空室期間中に凍結や融解が繰り返されることにより、配管にダメージが生じている可能性もあるため慎重な確認が必要です。
元栓操作の前に必ず確認すること
使用開始の手続きが済んでいれば、蛇口をひねるだけで水が出るようになっているのが一般的です。
もし出ない場合は、屋外にある水道メーター付近の止水栓(元栓)が閉まっている可能性があります。
ただ物件によっては、元栓の操作を入居者が勝手に行うことを禁じている場合もあるため、賃貸契約書を確認するか、管理会社などに連絡して、自分で操作しても問題ないか確認するようにしてください。
もし自分で元栓を開ける許可を得た場合は、以下の手順で慎重に行いましょう。
- ・手順①:まずは宅内のすべての蛇口が閉まっていることを目視で確認します。
- ・手順②:元栓を一気に全開にしてはいけません。急激な水圧変化は、配管内の空気を圧縮し、接合部の破損や水漏れを引き起こす原因にもなります。元栓のハンドルはゆっくりと回すようにしてください。
- ・手順③:キッチンの蛇口などを少しずつ開き、配管内の空気と滞留していた錆(赤水)などを排出します。水が完全に透明になるまで数分間出しっ放しにしておきましょう。
入居時の水回りチェックリスト
通水後はすぐに、次の10項目を点検しておいてください。
ここで発見された不具合は「初期不良」として対応してもらえる可能性が高く、修繕費用の自己負担を回避できます。
【配管や蛇口のチェックリスト】
- ①蛇口を全開にした際、水流が途切れたり異常に強すぎたりしないか
- ②空気抜きの完了後も、微細な気泡(白濁)や赤錆が継続して出ないか
- ③蛇口を完全に閉めた後、吐水口から水滴が落ちていないか
- ④洗面台下や給湯器周辺の給水管から、滲み出るような漏水がないか
- ⑤シンクに水を溜めて一気に流した際、滞留せずにスムーズに排出されるか
- ⑥排水口から下水の臭いが上がってきていないか
- ⑦給湯器が異音なく着火し、設定温度のお湯が安定して供給されるか
- ⑧洗浄レバー操作後、タンク内の水が規定水位で止まるか
- ⑨水を急に止めた際、壁の中から「ドン」という衝撃音がしないか
- ⑩洗濯機の給水ホース接続部から水漏れがないか
少しでも気になる点があれば、スマホで写真や動画を残しておきましょう。
管理会社などに連絡する際、スムーズに話が進みますし、後々の証拠としても有効です。
退去時の水回り手続きと清掃ポイント

今住んでいる家を出る際は、各種手続きはもちろんですが、室内の清掃もしっかり済ませておく必要があります。
退去時の対応が不十分だと、敷金の返還額が大幅に減額されたり、追加で費用を請求されたりすることもあるため、計画的に進めるようにしましょう。
水道使用停止の手続きと注意点
使用停止の手続きは、引越し日の1〜2週間前までに済ませておくのが理想的です。
手続き先としては、甲府市上下水道局や各市町村の担当窓口となっていますので、自分のエリアを管轄している窓口は確認しておきましょう。
【使用停止手続き時の注意点】
- ・メーターボックスがオートロック内にある場合は立ち会いを求められることも
- ・積雪や凍結で外部からアクセスできない場合なども立ち会いが必要
- ・管理会社から退去時の「水抜き(不凍栓の操作)」を求められる場合もある
退去時の水回り清掃で押さえたいポイント
賃貸物件を退去する際、借主には「原状回復」の義務が発生します。
水回りの汚れを放置したまま退去すると、「通常の使用を超える劣化」などと判断され、敷金から費用が差し引かれたり、場合によっては追加請求を受けたりすることもあります。
可能な範囲で構いませんので、できるだけキレイに清掃してから退去するようにしたいですね。
キッチン
低温のままだと油汚れなどが固まってしまうため、お湯と中性洗剤で油分を溶かしつつ流すだけでも非常に効果的です。
ただし、熱湯を直接流してしまうと、逆に配管を破損させてしまう可能性もありますので、50℃程度のぬるま湯で実施するようにしてください。
蛇口周り
山梨県内では地下水を利用しているエリアも少なくないため、水回りの設備にカルシウム成分(白い固着物)が付きやすい傾向にあります。
クエン酸水などを使って除去しておきましょう。
※ただしアルミ製品など素材によっては錆や劣化の原因にもなりますので注意が必要です。
浴室
鏡にウロコ状に付いた水垢や、排水口の髪の毛と石鹸カスもできる限り取り除いておきましょう。
鏡を磨く際にも、クエン酸水は非常に効果的ですので、掃除を始める前にある程度の量を作っておくと一気に片付きますのでお勧めです。
トイレ
便器の内側はもちろん、温水洗浄便座の隙間や床の隅っこにあるホコリも忘れずに清掃しておきましょう。
目に入るエリアをキレイに拭き取るだけでも、清潔感が漂います。
洗濯機パンは、洗濯機を動かした後の排水口付近の埃や糸くずをサッと拭き取っておきましょう。
山梨県の指定給水装置工事事業者について

山梨県内で水道設備の修理や工事が必要になった場合、必ず各市町村の水道局から認可を受けた「指定給水装置工事事業者」に依頼する必要があります。
これは、適切な技術と知識を持った業者が作業することで、地域の水道水の安全と品質を守るための公的な決まりごとです。
もちろん私たち「やまなし水道職人」も、山梨県内の各市町村から認可を受けた指定給水装置工事事業者として、確かな技術で水道設備の修理や工事を承っております。
指定給水装置工事事業者であるかどうかについては、各自治体のホームページなどで確認できますので、業者選びの際の参考にしてみてください。
⇒指定給水装置工事事業者及び下水道工事指定店:甲府市上下水道局
※山梨水道職人は「株式会社N-Vision」により運営されています。
地下水を利用する物件で知っておきたいこと

山梨県は「天然の水がめ」とも言われるほど、豊富な地下水資源に恵まれた地域です。
富士山をはじめ、南アルプスや八ヶ岳などの山々から流れる伏流水が、長い年月をかけて地層でろ過され、ミネラル豊富な地下水として県内各地で活用されています。
実際、山梨県全体の水道水源のおよそ半分ほどが地下水で賄われており、都留市では市の水道水がほぼすべて地下水となっています。
⇒地下水位の観測結果について:都留市公式サイト
⇒山梨県の水道:山梨県公式サイト
富士山や南アルプスの伏流水はミネラルバランスに優れたおいしい水として知られ、市販のミネラルウォーターと同じ水源から供給されている地域もあるため、水道水をそのまま飲んでもおいしいと評判です。
ただし、地下水を利用している地域では、自治体が管理する公営水道であっても、揚水ポンプや受水槽などの設備を介して水が供給されることがあるため、入居時には以下の点を確認しておくと安心です。
【入居時に確認したいポイント】
●水質の確認
入居初日には実際に水を出してみて、濁り・砂の混入・変な味や匂いなどがないか確認しておきましょう。
もし違和感があれば、配管や受水槽の汚れが疑われるため、早めに管理会社へ相談してください。
●設備の管理状況
受水槽やポンプを使用している物件では、定期的なメンテナンスが非常に重要。
受水槽の清掃記録やポンプの点検履歴などがあるか、入居前に管理会社へ確認しておくと安心です。
●水圧のチェック
2階以上の部屋などで水圧が不安定になることがあります。
キッチン・浴室・洗面台など複数箇所で水を出してみて、日常生活に支障がない水圧か確認しておきましょう。
●停電時の対策
揚水ポンプは電気で動いているため、停電すると水が止まってしまいます。
山梨県では台風や積雪による停電のリスクも少なくありませんので、飲料水の備蓄や、停電時の水の確保について事前に備えておくと安心です。
引越しに関する水回りのQ&A

引越し時の水回りに関して、実際によくいただく質問をいくつかまとめました。
引越しの際の参考にしてみてください。
Q1. 入居直後に赤い水が出ましたが、異常でしょうか?
A. 一時的な症状であれば問題ない場合がほとんどです。
空室期間が長かった場合、配管内の錆などがたまって水に混じってしまうことはよくあります。
数分間水を流し続けられて透明になれば通常は問題ありませんが、透明になるまでは飲用や調理には使用せず、洗濯機などの使用も控えてください。
ただし10分以上流しても濁りが消えない場合や、臭いが気になる場合は、配管のトラブルの可能性がありますので、管理会社や大家さんに連絡するようにしてください。
Q2. 地下水(井戸水)を使っている物件ですが、水質は大丈夫?
A. 一般的に保健所の水質基準をクリアしていれば飲用可能ですが、物件ごとの管理状況を確認することが何よりも重要です。
地下水を利用する物件では公営水道とは異なり、物件自体の敷地内のポンプや受水槽(貯水タンク)を介して給水されるため、設備のメンテナンス状態が水質に直結します。
入居前に管理会社や大家さんへ「直近の受水槽清掃記録」や「水質検査の結果」に問題がないか必ず確認しておきましょう。
Q3. 新居のトイレで、水がチョロチョロと便器に流れ続けています。
A. タンク内の部品の劣化などが原因と考えられます。
自己負担で修理したり、様子見などせず、すぐに管理会社へ「初期不良」として報告してください。
入居直後の不具合報告は、責任の所在を明らかにする上で非常に重要です。
山梨での水回りトラブルは「やまなし水道職人」へ

引越し時は手続きや作業に追われがちですが、新生活を気持ちよく始めるためには水回りの確認作業がとても大切です。
退去時の丁寧な清掃と、入居時の各種確認作業。
この2つをしっかり行っておくだけで、思わぬトラブルや余計な出費を未然に防げる可能性は高まります。
もし新居の水回りで「水がポタポタ漏れている」「配管からおかしな音がする」といった異変に気づいた場合は、面倒だと思わずにただちに管理会社などに連絡を入れましょう。
できるだけ時間を置かず責任の所在を明らかにしておくことが、非常に大切です。
また、生活する上で少しでも水回りに不安なことがあれば、いつでも私たち「やまなし水道職人」にご相談ください。
水回りのプロフェッショナルとして、確かな技術でスピーディーかつ最適な解決方法を提案いたします。
※本記事でご紹介している方法は、一般的な対処法の例です。
作業を行う際は、ご自身の状況や設備を確認のうえ、無理のない範囲で行ってください。
記事内容を参考に作業を行った結果生じた不具合やトラブルについては、当社では責任を負いかねます。
少しでも不安がある場合や、作業に自信がない場合は、無理をせず専門業者へ相談することをおすすめします。
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