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ウォシュレットの取り付けは自力でも可能?取り付けだけの依頼は?

自宅にウォシュレットなどの温水洗浄便座がなく、導入を検討している方はいないでしょうか。実は事前準備をしっかりと整えておくことで、ウォシュレットを自力で取り付けることが可能です。

そこで今回はウォシュレットを自力で取り付ける方法、DIYと業者依頼の比較、ウォシュレットの取り付けのみを業者依頼する方法、ウォシュレット選びのコツについて詳しく解説します。

DIYでウォシュレットを取り付けるには?

DIYでウォシュレットを取り付けることは可能なのでしょうか。
ここではDIYでウォシュレットを取り付ける方法をご紹介します。

「ウォシュレット」はTOTOが販売する温水洗浄便座の商品名ですが、一般的な温水洗浄便座の呼称として浸透しているため、この記事ではウォシュレットで統一します。

ウォシュレット取り付けに必要な道具と費用
ウォシュレットなどの温水洗浄便座を取り付ける際、必要となる道具の確認の前に、トイレで電源が利用できるかどうかを確認しましょう。

もしもトイレで利用できる電源コンセントがない場合には、延長コードを利用するなどして、電源が利用できる環境と整えましょう。

ウォシュレットなどの温水洗浄便座を取り付ける際に必要な道具は以下の通りです。プラスドライバー、マイナスドライバー付きのスパナ、便座外し工具の3つです。

また、あると便利な工具としてモンキーレンチ、ウォータープライヤーが挙げられます。

温水洗浄便座を取り付けるときには、フレキシブル管という給水管が必要になることがあります。必要かどうかは取り付け前に確認し、必要であれば購入しましょう。

これらの工具の購入費用としてはおよそ1,700円と非常に安く集められます。既に自宅にある場合にはこれらの費用を抑えてDIYが可能になるでしょう。

ウォシュレットの取り付け方法
ではウォシュレットなどの温水洗浄便座の取り付け方法をご紹介します。

最初に便座を取り外します。基本的に便座は便器の下からナットで固定されています。便座外し工具があると簡単に取り外せます。

続いてベースプレートを取り付けます。ウォシュレット取り付けのためにはベースプレート用のゴムを差し込まなくてはいけません。そしてベースプレートをねじで固定して完了です。

そして給水管を取り外します。タンクの蓋を開けると簡単にトイレの止水栓を閉めることができます。手で閉められない場合にはマイナスドライバーを使用しましょう。

タンクの内側にある金属を抑えながらナットを回して緩めてください。緩めると給水管を取り外すことができます。その後は止水栓にウォシュレットの分岐金具を取り付けてください。

この時に、ウォシュレット付属のパッキンは分岐金具と止水栓の間に挟むようにしてください。

必要な場合にはここでフレキシブル管を取り付けます。最新のトイレで採用されている柔らかい給水管がトイレにある場合には、フレキシブル管は不要です。

初めにフレキシブル管の下をスパナで取り付け、上部を適切に曲げて取り付けるようにしましょう。

取り付けが完了したらウォシュレット本体の取り付けに移ります。事前に取り付けたベースに差し込めば完了です。しっかり「カチッ」と音がするまで奥に差し込むようにしましょう。電源に差して作動すれば取り付けは完了です。

DIYの取り付けと業者に依頼する場合の費用・日数を比較

自分で取り付けるのと専門業者に依頼するのとはどちらの方がよいのでしょうか。発生する費用や要する日数を比較して解説します。

参考価格としての相場は、DIYの場合には工具の購入費用として約1,700円、そしてウォシュレット本体代となります。

一方の専門業者への依頼では、交換工事費用として11,000円ほどが発生します。そのほか工事保証や出張料などが別途発生することもあるようです。

DIYでは安く交換可能ですが、自分で交換できない場合があったり、水漏れなどの問題が発生したりする可能性もあります。

一方の専門業者への依頼では、プロが取り付けるため安心で取り付けも非常にスムーズに行ってくれることでしょう。一方で費用はDIYに比べてどうしても高くなってしまいます。

これらのメリットとデメリットをそれぞれ比較して、どちらの方法で交換を行うかを考えてください。

ウォシュレットを自分で購入して取り付けてもらう方法は?

実はウォシュレットなどの温水洗浄便座を自分で購入して、取り付けのみを専門業者に依頼するという方法もあります。この方法は施主支給と呼ばれています。

施主支給を検討する際にはメリットとデメリットを把握しておく必要がります。ここでは施主支給のメリットとデメリットをご紹介します。

施主支給のメリット
施主支給は専門業者に全過程を依頼する交換に比べて大幅にコストを削減できます。自分で直接住宅設備や建材を購入して施工会社に支給することで、材料費などをカットできます。

また、自分で設備や建材を選んで購入するため、ひとつひとつこだわることができ、納得いくデザインのトイレを作れることでしょう。

施主支給のデメリット
施主支給を行う際のデメリットは、圧倒的に手間がかかることです。自分でショールームや販売店に行き商品を見て、時にはカタログを集めて商品を選び購入することになります。

そして購入した商品を自宅まで運んだり配送依頼をしたりと、普通に依頼するより圧倒的に手間がかかります。

また、さまざまな商品がありますが、すべての商品が安く購入できるというわけでもありません。慎重に検討して購入しなくてはいけません。「施主支給で手間をかけたにも関わらず結局高くついた」ということは避けたいですよね。

また、依頼する業者によって対応の良し悪しが異なります。これは時にメリットにもなるかもしれません。一定数は対応がよくない業者もいるということを把握しておきましょう。

ウォシュレット(温水洗浄便座)の選び方

では最後にウォシュレットなどの温水洗浄便座の選び方のコツをご紹介します。

便器の大きさ
ウォシュレットにはレギュラーサイズと大きめのエロンゲートサイズの2つの大きさがあります。自宅の便器の大きさがどちらのサイズに合うかを事前に確認してウォシュレットを選ぶようにしましょう。

料金
ウォシュレットなどの温水洗浄便座にはさまざまな機能が搭載されているため、価格も健康な幅があります。

どの機能が欲しくて、どの機能がいらないのか、予算はいくらなのかということを考えながら、選ぶようにしましょう。一般的なウォシュレットの平均価格は5万円前後です。

温水の作り方(貯湯式or瞬間式)
ウォシュレットには一定量の水をお湯にして貯めておく貯湯式と、毎回使う分だけお湯にする瞬間式の2種類があります。

電気代や雑菌繁殖のしやすさ、本体代などで違いが出てきますので、どちらのタイプがよいかを総合的に判断するようにしましょう。

操作パネル(一体型orリモコン型)
ウォシュレットの操作を本体のパネルで行うか、リモコンで行うかで種類が異なります。トイレ内でしか操作しないため、一体型でも問題はないでしょう。

しかし、スタイリッシュさを求めるのならリモコン型がおすすめです。

まとめ

今回はウォシュレットなどの温水洗浄便座の自力での取り付け方法、DIYと専門業者に依頼する際の費用や工期の比較、ウォシュレットを自分で交換して業者に取り付けてもらう施主支給、ウォシュレットを選ぶ際のポイントについてご紹介しました。

事前準備をしっかりとすることで、費用を抑えて自力で温水洗浄便座を取り付けることが可能です。取り付けが不安な方には、取り付けのみを業者に依頼する施主支給という方法もあります。

しかし、施主支給にはメリットとデメリットがあります。DIYか施主支給か完全業者依頼かは総合的に判断して決めるようにしましょう。そして最後ご紹介したウォシュレット選びのコツも参考にしてださい!

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