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ペットボトル生活はやめるべき?水道水も上手に使う暮らしのすすめ【水道職人:プロ】


毎週のように箱買いしては、飲み終えたらラベルをはがして分別し、かさばる空き容器をまとめて処分する。
ペットボトルの水は手軽なようでいて、振り返ってみると、お金も手間もそれなりにかかっているものです。
とはいえ、いつでもすぐ飲めて持ち運びもできる便利さは、やはり捨てがたいもの。
 
そこで考えたいのが、ペットボトル生活を避けるのではなく、水道水と上手に使い分けるという選択
私たちの住む日本の水道水は、そのまま飲んでも安心できる水準に管理されています。
日々の暮らしの中で、無理なく水道水と置き換えられる場面は、思っている以上に多いはず。
 
そこでこの記事では、水道水の安全性について確認しつつ、ペットボトルとの賢い付き合い方について考えてみましょう。

本当に日本の水道水は飲んでも安全?


ペットボトルとの付き合い方を考える前に、まず水道水そのものへの疑問を片づけておきましょう。
ここが曖昧なままでは、どんな工夫や意識を持っても気持ちよく続けることができません。
 
結論からいえば、日本の水道水はそのまま口にして問題のない水です。
水道法によって、全国どこでも51項目の水質基準を満たすことが義務づけられており、その対象は病原菌や重金属、有機化合物など多岐にわたります。
項目ごとに基準値が細かく決められており、各地の水道局がこれを定期的に検査し、結果も公表しています。
 
また基準そのものも、1日2リットルを生涯飲み続けて健康を損なわない水準に、十分な余裕をもたせて設定されたもの
ここまで管理の行き届いた水は、世界を見渡してもそう多くありません。
 
ここで気になりやすいのが、塩素の存在。
水道水の塩素は、蛇口に届くまでのあいだ病原菌の繁殖を抑えるためのもので、いわば水の安全を守る仕組みとして含まれています。
WHOのガイドラインでは、濃度5mg/Lまでなら生涯飲み続けても影響がないとされていますが、日本の水道水はそれを大きく下回る濃度で保たれています。
塩素がきちんと残っていること自体が、消毒が行き届いている証でもありますので、安心して飲用として使って問題ありません。

においや味が気になるときの工夫


日本の水道水が安全だとわかっても、においや味が気になって飲む気になれないという人も少なくありません。
ですがこの程度であれば、ちょっとした工夫だけでもかなり飲みやすくなりますので、手軽なものから順に代表的な方法を挙げてみましょう。
 

  • 冷やす:水温が15〜20度あたりまで下がると、塩素のにおいは感じにくくなり、口当たりもすっきりします。ピッチャーなどに汲んで冷蔵庫に入れておくだけですので、手軽で費用もかかりません。
  • 煮沸する:やかんで数分ほど沸かすと、においのもとになる塩素が抜けていきます。ただし塩素の抜けた水は雑菌が繁殖しやすいため、その日のうちに飲みきるのが前提ですので汲み置きには向きません。
  • 浄水器を使う:塩素はもちろん、タイプによっては細かな不純物まで取り除けますのでおすすめです。カートリッジ交換などの費用はかかりますが、確実性はいちばん高い方法といえます。

 
この中でも浄水器は、選択肢が幅広いのも利点でしょう。
蛇口に直接つけるタイプ、ポットに注いでこすタイプ、水道管につなぐ据え置きタイプと、暮らし方や予算に合わせて選べます。
初期費用やカートリッジ代などはかかるものの、ペットボトルを買い続けることを思えば、長い目で見て割安になるケースは多いはずです。

ペットボトルと水道水、どう使い分けるか


水道水を飲み水として使えるようになっても、ペットボトルを完全に手放す必要はありません。
それぞれに適した用途があり、うまく役割を分けることが、無理なく習慣づけるコツ。
 
基本的に日常の大半は、水道水でまかなえます
家で飲む一杯、料理に使う水、お茶やコーヒーを淹れるとき。
こうしたシーンでは、浄水器を通したり冷やしておいた水道水が使いやすいです。
ボトルに入れて持ち歩けば、外出先での飲み水もこれで足りるでしょう。
毎日の消費量が多いご家庭ほど、水道水に切り替えたときの節約効果は大きくなるはず。
 
一方で、ペットボトルが力を発揮する場面もあります。
急な来客への対応や、長距離の移動時など、手元に水道が無い状況においては、封を切ればすぐ飲める手軽さに勝るものはありません。
 
またペットボトルにしかできないシーンとして、災害への備えなどもあります。
断水が起きれば蛇口からは一滴も水が出なくなるため、ペットボトルでの飲用水の備蓄は欠かせませんよね。
農林水産省によると、災害時には大人一人あたり1日3リットルを目安に、最低3日分の水を蓄えておくことをすすめています。
 
普段の暮らしは水道水を軸に置き、ペットボトルは持ち運びや備蓄に活用する。
どちらか一方に絞り込むのではなく、両方の長所を取り込む使い方が、いちばん現実的な落としどころになるのではないでしょうか。

無理なく続けたい水道水習慣

飲み水にかかる費用やごみを減らすためには、その都度どちらを使うか考えるよりも、自分なりのルールをあらかじめ決めておくのがおすすめ。
家では水道水に外出時はマイボトル、備蓄用としてはペットボトル、というように、使う場面をあらかじめ固定しておくと習慣化しやすいです。
 
また備蓄しているペットボトルは、古いものから日常生活で使っていき、減った分を買い足すというサイクルを意識してみてください。
こうした定期的に入れ替える仕組みを作っておけば、いざというときに賞味期限が切れていたり、必要な量が足りなかったりする事態も防げます。
 
生活を一度に大きく変える必要はありません。
まずは家で飲む水を水道水にしてみたり、マイボトルを週に数回持ち歩いてみるなど、続けやすいところから始めてみてはいかがでしょうか。
小さなルールを積み重ねることが、無理のない節約と備えにつながります。

※本記事でご紹介している方法は、一般的な対処法の例です。
作業を行う際は、ご自身の状況や設備を確認のうえ、無理のない範囲で行ってください。
記事内容を参考に作業を行った結果生じた不具合やトラブルについては、当社では責任を負いかねます。
少しでも不安がある場合や、作業に自信がない場合は、無理をせず専門業者へ相談することをおすすめします。

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