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ウォシュレットの便座が温まらない?確認方法と対処法をご紹介!

ほとんどの場所で、ウォシュレット付きのトイレが設置されています。もちろん家庭で使用していることも多く、主流なトイレの種類といっても良いでしょう。

そんな便利で快適なウォシュレット便座ですが、突然温まらないときもあります。温度設定や節電モードになっている場合と故障していることが考えられます。

この記事では、疑う前に確認することや原因や対処方法を紹介していきます。

故障を疑う前に確認すること

便座が突然冷たくなると、故障を疑ってしまうものです。慌てて業者に相談する前にいちど自分で確認を行ってみてください。ここから疑う前に確認できることを解説していきます。

温度設定の確認
まずは温度設定の確認を行ってみましょう。家族が多いと温度設定をオフに切り替えられている場合もあります。

設定が低くなっていた場合は、切り替えを高めに設定してください。少し様子をみて、温かくなっている場合であれば問題はありません。

節電モードの確認
メーカーによっては、節電になっている場合があります。自分で切り替える場合と、自動で切り替わってしまうときの2パターンが存在するのです。特に注意しておきたいのは、自動で切り替わってしまうタイプになります。

節電になっている場合は、オフにすることで温かくなることもあります。いったん切ってから温かくなるようであれば、故障ではありません。節電になっていないかも確認してください。

長時間使用していないか
長時間便座に座っていると、温度が自動で下がってしまうケースもあります。これは便座での低温やけどを防ぐ目的があり、メーカーやモデルのオプションで付いている場合があるのです。

このオプションが付いている場合は、故障ではありません。20分程度で温度設定を自動で切り替えてしまうため、再度トイレに入ったときに温かくなっているようならば、安心してください。

電源を切り再度ONに切り替える
温水洗浄便座は、電源基板に内蔵されたソフトで起動させています。ソフトエラーにより便座が冷たくなってしまっている場合は、いちど電源をオフにしてください。少し時間をおいたあと、再び電源を入れ直して確認してください。

その作業により温かさが戻っているようであれば、そのまま少し様子をみましょう。問題なく使用できているのであれば、使っていて問題はないでしょう。直してもまた切れてしまう場合は、業者へ相談してみましょう。

便座カバーを使用しているか確認する
便座カバーを使用している場合、センサーが誤作動してしまう場合があります。そのため温度が高くなりにくく冷たく感じるのです。

もし便座カバーを使用していて、温度が上がらないのであればカバーを取り外して確認してください。そこで温かくなっていれば、問題はありません。メーカーの説明書通りに取り付けをおこないましょう。

暖房便座が故障する原因と対処法

上記の確認事項以外で、便座の温度が上がらない場合は、故障である確率が高くなります。ではどのような故障の原因が考えられるのでしょうか。ここからひとつずつ確認していきましょう。

制御基板の故障
便座の電気部分をコントロールする、制御基板が故障していることが考えられます。温水便座自体が機能しなくなってしまう現象です。ソフトウェアの問題でもあるため、いちど電源を抜いて時間をおいてから差し込み直しましょう。

それでも復旧しない場合は、交換する方法しかありません。メーカーや業者へ相談して見積りを提示して貰いましょう。基板交換の修理費は20,000円から40,000円が相場になります。

温度センサーの故障
温度センサーが故障を起こしている場合があります。温度センサーとは、温度を適切にコントロールするためのコンピューターで、便座の中に組み込まれている部品です。

修理する場所は、便座ごとの交換になります。修理費は15,000円から30,000円程度が相場です。メーカーや型式によっても金額や修理方法は異なりますので、まずは説明書を確認するか、メーカーへ問い合わせをしてみましょう。

ヒーターコードが断線
便座の開け閉めにより、ヒーターコードが切断されてしまうこともあります。長期間使用している場合や、家族が多く開け閉めの頻度が高いとコードが擦り切れてしまうのです。

不可がかかり切断してしまうことにより、電気が便座へ伝わらなくなります。放置しておくと発火する恐れもあるため、早めに業者へ依頼することが大切です。15年や20年といった期間使用している場合には、買い替えも検討してみましょう。

便座の機種によって確認しておきたい項目

メーカーや機種によって、確認しておきたい項目が異なります。ここでは、代表的なメーカーでの確認事項を紹介していきます。どのようなことを知らべたらよいのか分からない方は、参考にしてください。

TOTOの場合
まずはTOTOの場合の確認方法です。TOTOでは便座に浅く座っていないかを、まずは確認してください。浅く座っていると、センサーが作動しない場合があるのです。この場合、座り直して温かくなれば問題ありません。

INAXの場合
INAXの場合は、着座センサーというものが付いており、これが汚れていると作動しないケースがあるのです。もし着座センサーが汚れていた場合には、掃除をおこない元の温かさに戻れば問題ありません。

LIXILの場合
LIXILの場合は、低温やけど防止の便座ヒーターオートがついています。長時間座っていないか確認してください。再度トイレに入って温かければ問題ありません。また着座センサーもついているため、汚れていないか合わせて確認してみましょう。

Panasonicの場合
Panasonicの場合は、8時間の切りタイマーがついています。このセンサーが効いていると便座は温まっていない状態です。瞬間暖房便座の場合は、入室直後ではないかどうかも確認しておくことが大切になります。

基盤などの故障は業者に依頼しよう

先ほどもお伝えしたように、電気系統の故障や基板などの故障は、業者に依頼してください。感電する恐れや火災に繋がることもあるため、電気や基盤の故障は必ずプロに任せることが大切です。

ヒーターの断線で便座が温かくならない場合
ヒーターの断線で便座が温まらない場合は、トイレの使用を中断したのち止水栓を閉めてから業務に相談してください。火災などを起こす恐れもあるため、緊急性が高い故障です。長期間使用しているようなら買い替えを検討する時期でもあります。

修理費用はどのくらい?
業者に依頼した場合の修理費用は、どのくらいかかるのでしょうか。状況やメーカーによって金額は異なりますが、基盤での故障は20,000円から40,000円、センサーの故障は、15,000円から30,000円が相場です。

まとめ

現在では主流になっているウォシュレットの温水便座ですが、寒い時期に突然温かくないと困ってしまいます。しかし、故障を疑う前に自分で確認することや、できる操作もあるのです。

操作方法が分からない場合は、メーカーの説明書を確認しながら操作をおこなってください。確認や操作をしたのに、解消されない場合にはセンサーや基盤の故障が考えられます。またウォシュレットの故障も考えられるため業者へ相談してください。

電気系統は感電や、火災の恐れがあります。業者が到着するまでは、水が出ない状態にしておいてください。水に配線が触れてしまうと危険な状態になるため、くれぐれも注意して取扱いましょう。

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