水コラム

洗濯機

洗濯機のホースが外れた!外れた場合の対処法やホースの交換方法もご紹介

日常的に洗濯をするために必要な洗濯機には、給水や排水をおこなうためにホースが取り付けられています。これが突然外れてしまうと、床が浸水してしまうなどの被害が拡大するのです。

そこでこの記事では、外れた場合の対処法や交換方法などを紹介していきます。

洗濯機のホースが外れた場合に考えられる被害

外れてしまった場合、床が浸水したり水道料金が高額になってしまったりすることが挙げられます。ここから詳しく解説していきます。

床が水浸しになる
排水ホースの場合は、防水パンが設置されていれば多少のトラブルは防げるでしょう。しかし、経年劣化によりパンにヒビが入っていた場合や、水圧でホースが暴れた場合は、回転しながらあたり一面に水をまき散らし床が浸水してしまうのです。

給水ホースの場合は、受けるものがありません。本体を濡らすだけでなく周辺の床がダイレクトに水浸しになると考えておきましょう。すぐに処置をおこなわないと、床が腐っていき張替えをしなければならないケースもあります。

下の階にも被害が及ぶ
賃貸物件の上階に住んでいる方は、下階の住人にも被害が及ぶことがあります。床から水が染み込むことで、下の階の天井から水が落ちてくる場合もあるのです。被害が大きい場合は、管理会社やほかの入居者へすぐ事情を説明してください。

またワンルームマンションに住んでいる方は、洗濯機のまわりだけでなく廊下や玄関も浸水することが考えられます。部屋数が少ないため廊下やキッチン横に洗濯機が設置されている部屋では、広がる範囲が大きいので注意してください。

水道料金が高くなる
すぐに気がつき対処できるときは、それほど困るトラブルではありません。しかし、回しながら外出しているときは、気がつくのが遅れてしまいます。外れて水が出しっぱなしになっていると、水道料金はもちろんあがります。

普段の洗濯時間を50分として、50分間水が出しっぱなしになっていると、182円の水道料がかかります。通常の洗濯では50分で26円ほどの水道代であるため、約7倍かかる計算になるのです。

洗濯機のホースが外れた場合に確認すること

蛇口にはさまざまな種類があり、ものによってはすぐに外れてしまうケースもあるのです。外れてしまった場合には、現在使用しているものを再度確認してみましょう。

ジョイントが取り付いているかを確認
給水用の蛇口には継手が取り付けられています。共通して使用する方も多く、前に使用していたメーカーのものを、そのまま利用するケースが多いのです。再度取り付けたときに、斜めにつけていたりサイズが合っていないことも考えられます。

現在使用している継手を確認して、取付ネジが緩んでいた場合は締め直してみましょう。またサイズが違っていた場合には、新しいものと交換することがおすすめです。斜めに取り付けると、外れる可能性が高まるため注意してください。

ホースが取り付けられるタイプへ交換を検討
ワンタッチで簡単に取付がおこなえる蛇口も販売されています。なかにはオートストッパーがついているタイプもあり、人気の製品です。ワンタッチタイプでは、取付部品がすでに付いているため、簡単に作業がおこなえます。

継手の取付や、再度外れてしまうのが怖い方はワンタッチタイプへの交換を検討してみてはいかがでしょうか。またオートストッパーは、外れたときに水が止まる仕組みなので、安心して使用できる製品です。

自在水栓や万能ホーム水栓は水漏れしやすい
自在水栓や万能ホーム水栓を使用している方は、トラブルが発生しやすいため注意が必要です。左右に動かせたり、向きを上下に変えられるため便利だと感じる方もおおいでしょう。

しかし、これらのタイプは勢いよく水がでることが特徴です。水を止める際、水圧による衝撃で外れたり水漏れを起こす場合が考えられます。水圧が強すぎて継手が外れることもよくありますので、新しいタイプに交換してみましょう。

給水用蛇口の先端を洗濯機用に変更する

古いタイプを使用している場合は、専用の蛇口に変更することも検討してください。長期間使用していると、ネジやナットなど内部の部品も劣化してきます。新しい専用のものに変えることで、ホースが外れにくくなる場合もあるのです。

ホームセンターや、家電用品店などで手に入れることが可能です。もし分からないかたは本体の型式を控えるか、蛇口の写真などを撮って店舗に持参するといいでしょう。専門的な知識のある方に相談してみましょう。

ホースが外れた対策で先端を洗濯機用にする方法

対策として先端を専用のものに交換することがおすすめです。ここからは、準備しておくものや手順、注意点などを紹介していきます。

作業前に準備するもの
専用のものに変更する場合は、2つの方法があります。ジョイントを付ける作業で必要になるものは、新品のジョイント、小さめなプラスドライバーを準備します。そのほか先端を交換するときは、蛇口の先端とモンキーレンチを準備してください。

ジョイントを取り付ける場合の手順
まずはジョイントを取り付ける方法です。はじめに付いているネジを4本と本体を緩めていきましょう。ネジが付いている方を蛇口側につけていきます。ジョイントのネジを閉めてから、本体を固定していく手順です。

蛇口の先端ごと交換する場合の手順
次は、蛇口ごと交換する方法です。先端とハンドルの間にあるナットをモンキーレンチで回していきます。先端を取り外し、新しいものと交換しましょう。交換できたらナットを締め直し、ジョイントのネジを固定したら作業は完了です。

作業の注意点
ジョイントを取り付ける場合は、ネジのサイズにあったドライバーを準備することと、ネジを締めすぎない2点が注意しておきたいことです。また先端を交換するときは、全体が回ってしまわないように押さえながらナットを回しましょう。

洗濯機のホースが外れるまえにできる予防策

外れてから慌てるまえに、できれば予防策を考えておきたいものです。そこでここからは、普段からできる簡単な予防策を紹介していきます。

洗濯機使用後は蛇口を閉める
使用したあとは、必ず蛇口を閉める習慣をつけましょう。普段から電源を落としておくだけで蛇口まで閉めている人は少ないように感じます。日常的に閉めておくだけでトラブルのリスクを予防できるため、心がけておいてください。

見た目で開閉がわかる蛇口を選ぶ
閉まっているか開いているかが、見た目で分かるものに変更することも対策のひとつです。ハンドル式ではひねってみないと、どちらになっているかわかりません。レバー式に交換するだけで、開閉が分かりやすくなるため検討してみましょう。

洗濯機の排水ホースが外れた場合はホースクリップで対応
排水ホースが外れてしまわないように、取付け方法を見直すことも大切です。クリップで固定されている場合は、その上からビニールテープを巻き、さらに結束バンドで縛っておきましょう。何重にも重ねる対策で、トラブルは回避できます。

まとめ

突然ホースが外れてしまうと焦ってしまい、何をしたらよいか分からなくなる場合があります。今回は、外れて水が浸水してしまったことにより考えられる被害や、対処法などを紹介してきました。

賃貸に住んでいる方は、ほかの入居者に迷惑がかからないように対策をしておきましょう。劣化により部品が破損していたり、ネジが緩くなっていたりした場合は、新品と交換することがおすすめです。

交換方法や対策法を読んでも、自分でやることに不安を感じている方は、業者に依頼することを検討してください。先端の交換や、ジョイント交換であれば安い金額で交換できるハズです。

最新のコラム