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洗濯機の水漏れ!応急処置と原因・対処法を徹底解説!

家庭によっては毎日回すこともある洗濯機ですが、何かの拍子に水漏れを起こしてしまう場合があります。もしも水漏れが起きると、あたり一面が水浸しになってしまうので早急に対処しなければなりません。

しかし、実際自分がその場面に遭遇したとき、どう対処すればいいのかわからず焦ってしまう方も多いでしょう。

そこで今回は洗濯機が水漏れを起こす原因や、その対処法を詳しくご紹介します。

洗濯機から水漏れ!まずは応急処置を

もしも自宅で水漏れが起こった場合は、被害を最小限に抑えるためにも、蛇口や水道の元栓を閉めて運転を止めるといった処置を行いましょう。

手順としては最初に蛇口を閉め、それでも止まらなかったら水道の元栓を閉めます。さらに洗濯を回しているのであれば、まずは運転を一時停止しましょう。

蛇口や水道の元栓を閉めることで水が流れなくなりますし、運転を止めてしまえば被害が広がることはありません。突然水漏れが起きるとパニックになってしまうこともありますが、水漏れの発生時には焦らず水の流れを止めることが大切です。

洗濯機の水漏れ、原因を探そう

とりあえずの応急処置をして被害の拡大をおさえたら、次はなぜ水漏れが起きたのか原因を探す必要があります。原因がわからないと適切な対処ができないため、原因として思い浮かぶポイントを確認しましょう。

原因が見つけられれば自分で対処できるかもしれませんし、場合によっては業者へ依頼しなければ直せないケースもあります。ここでは各場所で水漏れが起きる原因と、その対処法をわかりやすく紹介するので、もしもの際はぜひ参考にしてみてください。

■蛇口・蛇口の接続部
蛇口から水が漏れるのは、ニップルが関係している可能性が高いです。

ニップルとは、ワンタッチで蛇口と給水ホースを接続できる部品のことで、ストッパー付きのものは安全性に優れており、水漏れの防止にも非常に役立つでしょう。

ただ、水が漏れている場合はネジが緩んでいるかパッキンがうまくはまっていないことが原因として考えられるので、一度外してパッキンの状態を確認しなければなりません。確認した際に劣化していた場合は早急に交換しましょう。

場所や部品の種類に限らず、古くなったものは新しくしていかないと劣化していく一方なので、部品の状態を確認する定期的なメンテナンスが大切です。

■ニップルの接続部
接続部から水が漏れる原因としては、汚れがパッキンや給水ホースについている・長年の使用でパッキンがダメになっているといった原因が考えられます。

対処する際は最初に給水ホースを外し、ホースの蛇口と接続部をしっかり洗ってからパッキンやホースについた汚れを取り除く方法が有効です。

それでも問題が解消しない場合は、もの自体が完全にダメになっている可能性があるので、いずれも交換する必要があります。ただ、すぐには新品を用意できないこともあるため、そういった場合は一時的に輪ゴムを使ってパッキンの隙間を埋めておくとよいでしょう。

■給水・排水ホース
内部にゴミなどが詰まっている・接続部分が緩んでいる・穴が空いている、傷がついているなどが原因となり、ホースから水が漏れる可能性があります。

内部にゴミなどが詰まっている場合は、ゴミを取り出して内部をキレイに洗わなければなりません。最後までしっかり取り除かないと、穴や割ける原因になるので気を付けましょう。

そして接続部分の緩みに関しては、ちゃんとはまる音が聞こえるまで接続することで水漏れを解消できます。ただ、長年使っている場合はパッキンが原因となりしっかり接続できないケースもあるので、その際は新しいものに交換するしかありません。

また、穴が空いた、割けた場合は新しいものに変える必要がありますが、すぐに新品を用意できないときは防水テープなどを使って一時的に対処しましょう。

■洗濯機の下
洗濯槽に穴が空いている・パルセーターが消耗しているといったことが原因で洗濯機の下から水が漏れるケースがあります。

ただ、原因が判明しても本体のトラブルは素人ではどうすることもできないので、早急にプロの業者へ修理を依頼しましょう。

また、運転している最中に下から水が漏れてきた場合は、すぐに運転を止めて蛇口を閉めなければなりません。そうすると流れている水が止まるので、落ち着いたらメーカーや業者に連絡して詳しい状態を説明し、修理などで対応してもらいましょう。

洗濯機の水漏れを予防するには

洗濯機からの予防するためには、回す際に洗濯物を入れすぎない・使用しない間は水道の蛇口を閉めておく・定期的に内部を掃除する・定期的に部品に異常がないか点検する・排水ホースの勾配を確認する・床に直置きせず防水パンを設置するなどの取り組みを行うとよいでしょう。

洗濯物を入れすぎないことや使用時以外は蛇口を閉めること、排水ホースの勾配を確認することは常日頃から意識していれば誰でも簡単に取り組めますし、定期的な掃除や部品の点検は同じタイミングで行えば手間が省けます。

また、防水パンは水漏れが起こった際に本体が故障するリスクを下げてくれるので、新たに洗濯機を購入する場合は、防水パンも合わせて設置することをおすすめします。

可能な範囲でも自分のできることをしておけば最悪の事態を避けられる可能性が高まるので、めんどくさがらずここで紹介した取り組みは積極的に実践してみてください。

洗濯機の耐用年数と寿命

その家ごとに使用頻度や使い方は異なるので、すべてに当てはまるわけではありませんが、一般的に洗濯機の寿命は約10年だといわれています。

メーカーにはそれぞれ補修用の部品を保有している部品保有期間があり、その間であれば何か不具合が起きた際でもすぐに対処してもらえますが、部品保有期間が終わると故障した場合でも修理してもらえない可能性が出てくるため注意が必要です。

この部品保有期間はいずれのメーカーもだいたい6〜7年ですが、念のため購入する前に調べておくことをおすすめします。

一般的に寿命は10年だといわれていますが、メーカーが部品を保有している期間は6〜7年なので、寿命をむかえる前に故障しないよう洗濯機を長持ちさせる日々の取り組みが大切です。

まとめ

洗濯機は決して安い買い物ではないので、定期的なメンテナンスを行い、洗濯物を詰めすぎて負担をかけることがないよう、洗う量を調節するなどの取り組みを日頃から行いましょう。

しかし、それだけ気を付けていても故障することはあるので、水漏れが起きた際は水道業者に修理を依頼しましょう。水道業者はプロなので、豊富な経験と知識をもとにどんな状態でも適切に対処し、正常なもとの状態に戻してくれます。

ただ、業者の選び方によっては自分が思っていたよりも修理費が高くつく場合もあるため、注意が必要です。修理を依頼する際は、さまざまな業者を比較・検討したうえで自分が一番いいと思った業者に修理を依頼しましょう。

洗濯機が水漏れを起こしていた場合、放置しておくと周囲が水浸しになって大変な事態に発展するので、すぐにできる対処法として蛇口と水道の元栓を閉め、回している洗濯機を止めましょう。
すぐに自分でできる対処法はこれくらいなので、その後しっかり修理する場合はプロの水道業者やメーカーに問い合わせることをおすすめします。

パーツなどの交換は自分で行える場合もありますが、洗濯機自体に問題があると素人ではどうすることもできないのでプロに頼りましょう。

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