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洗濯機の排水溝は掃除できない?簡単に掃除できる方法や頻度を解説!

洗濯槽の掃除は定期的にしているが、排水溝は簡単に掃除ができないため放置してしまっている人も多いのではないでしょうか。しかし掃除しておかないと、トラブルが発生してしまう確率が高まるのです。

この記事では、ひとりで洗濯機が動かせないと心配している方でもできる裏技や掃除の頻度を紹介していきます。

洗濯機の排水溝タイプを知っておこう

自宅にある洗濯機のタイプを知っておくことが重要です。大きく分けて2種類のタイプがあるため、確認しておきましょう。

防水パンが付いているタイプ
洗濯機の下側に、防水パンと呼ばれる受けが置かれているタイプです。最近の家庭やアパート、マンションではこのタイプがほとんどでしょう。万が一水漏れのトラブルが起こった場合でも、パンにより床への浸水を防ぐ役割を持っています。

床に直接入っているタイプ
昔からある家庭や戸建て物件では、床に直接排水溝が入っています。洗濯機をそのまま置いてしまうとホースが潰れてしまうため、かさ上げ台を使用して使っている家庭も多いのです。排水溝の位置によっては、動かさずに掃除ができます。

洗濯機の排水口が掃除できないときの裏技

ここからは、洗濯機を動かさずに掃除をしていく裏技を紹介していきます。しかし洗濯機の真下に排水溝が設置されている場合は、いちど動かしてかさ上げするなどの対策をしてください。10cm〜20cmほどかさ上げをしておくと便利です。

準備するもの
作業を始めるまえに使用するものを準備しておきましょう。用意するものは、ゴム手袋やサランラップ、輪ゴム、かさ上げ台、歯ブラシ、雑巾、スポンジ、バケツ、クリーナーや漂白剤、ドライバーです。

洗濯機の排水溝裏技手順
準備が整ったら裏技で掃除をする手順をお伝えしていきます。新しく購入するものは、クリーナーやかさ上げ台くらいなので、あとは家庭にあるものを使用できるでしょう。手順にそって作業をしておけばスムーズに進みます。

排水ホースを付けたまま目皿を外す
まずは電源を抜いてアース栓を取り外します。そのあとに給水の栓を止めてください。準備が整ったら、ホースをつけたままドライバーを使用して目皿を外していきます。ゆるんだら手で回して外すことがポイントです。

排水筒・排水ガイドを取り外す
目皿がとれたら排水筒をオープンの方向に回して取り外してください。その下にある排水ガイドは固定されていないため、上に引き上げると簡単に取り外しができる部品です。これも一緒に外しておきましょう。

平パッキンを取ったら仕切り筒を外す
平パッキンは手で簡単に外すことが可能です。上に持ち上げて取り除いてください。取り除けたら、忘れない場所に保管しておくことが大切です。そのあとから仕切り筒を外します。上に持ち上げると簡単に外れる部品です。

フランジに溜まったゴミを掃除する
フランジを取り除き、溜まったゴミを掃除しておきましょう。排水溝の中やホースを掃除する場合は、クリーナーを流し込んで30分ほど放置します。ホースはクリーナーと水を流し込み、口をラップで包んで輪ゴムで縛り、30分ほど放置します。

逆手順で元に戻したら掃除は完了!
時間がきたら、ホースや排水溝を水でよく洗い流してください。きれいになったら取り外したときの逆手順で、元に戻しましょう。パッキンをはめることを忘れやすいので注意してください。戻して栓を開け、アースを差し込みんで電源を入れたら終了です。

洗濯機排水溝、通常通りの掃除手順

通常通りの掃除では、洗濯機を移動させるなどの面倒な作業もありますが、1度しておくときれいな状態が続くため、半年に1度は定期的に掃除をおこないましょう。また手順を覚えたり掃除のさいにかさ上げをしておくと、次からの掃除が楽になります。

アース線を取り外す
まずはアース線を取り外す作業です。これは電流が流れてしまった場合に、電流を地面に流す役割を持っている線になります。コンセントの下側などの場所についていますので、電源を落としたあとに取り外しておきましょう。

給水ホースと排水ホースを取り外す
次に、水道の蛇口を止めて水の流れを止めます。作業中に、水が漏れないようにする大切な手順です。水が止まったら、給水ホースと排水ホースを取り外しましょう。ホース内の水がこぼれないように、バケツを準備しておくと便利です。

洗濯機を移動させる
両側のホースを外したら、排水溝が確認できる位置まで洗濯機を移動させましょう。このタイミングでかさ上げ台を置くと、次からの作業が楽になります。かさ上げ台が設置されていないタイプは、設置しておくことがおすすめです。

排水口の蓋と中にある部品を外す
排水口が見えてきたら、目皿を外して内部になる部品をすべて取り外してください。手順は裏技と同じく、目皿の次に排水筒や排水ガイドを取り外しましょう。その中にある平パッキンも外してから、最後に仕切筒を外す手順です。

部品を漂白剤につけて30分放置
フランジの中にあるゴミを取り除いたあとに、バケツや洗面器に、ぬるま湯と漂白剤を入れてからつけ置きしてください。放置する時間の目安は30分程度ですが、汚れ具合によって時間を変更することも可能です。

洗濯パンの汚れは漂白剤を巻いて対処
パンを下に敷いている家庭は、この時間を活用して汚れを取っておきましょう。雑巾やシートなどで拭いておくことも大切です。もし汚れが酷い状態であれば、薄めた漂白剤をペーパーにつけてパックする方法を試してみましょう。

排水口にパイプクリーナーを流し込む
排水パイプの掃除では、先にクリーナーを入れたあと30分間放置します。そのあとに、50倍に薄めた漂白剤を入れてください。ラップと輪ゴムで留めて振り洗いをしたら、そのまま排水口に流す方法です。ホースと排水口の両方がきれいになります。

汚水を流して元通りに直す
ホースから出た薬剤を流したあとに、再度20分ほど放置してください。時間がきたら水で洗い流していきましょう。きれいになった状態であれば、外した逆手順でホースや部品を元通りにしてください。元通りになれば掃除は完了です。

洗濯機の排水溝を掃除する頻度や放置した場合

ここからは、掃除をする頻度や放置した場合に、どのようなトラブルが起こりやすいのかを解説していきます。

排水溝の掃除は月に1度が目安
裏技でおこなう掃除は、月に1度のペースがおすすめです。洗濯機では、見えないホコリや細かい泥、髪の毛などが多く流れ、つまりを起こしやすい場所でもあります。トラブルが無く快適に使用したいのであれば、月に1度は掃除をおこないましょう。

悪臭が発生しやすくなる
そのまま掃除をせずに放置した場合は、悪臭の原因になります。排水口から臭いが上がってきて、洗濯槽に移動するのです。せっかく洗った洗濯物も悪臭がついた状態になってしまうため、なるべく放置しないように心がけてください。

水漏れの原因につながる
放置した場合、臭いだけでなく汚れがつまることも考えられます。上手く水が排水されないため、水漏れのトラブルにつながりやすいのです。つまりによるトラブルは、業者へ依頼しなければ解消できないこともあるため、定期的な掃除をしてください。

まとめ

面倒だと思ってしまい、つい後回しにしがちな排水口の掃除ですが、放置するとさまざまなトラブルに発展しやすいのです。まずは、使用しているタイプを確認しておきましょう。パンがついているものと、直接床に埋め込まれているものがあります。

製品によっては、洗濯機を移動させずに掃除することも可能です。パンが無い場合は、かさ上げ台を置くことで、次からの作業が楽になります。購入してから1度も掃除をしていない場合は、通常の手順から始めましょう。

定期的な掃除やあまり汚れがない場合は、裏技の手順で素早く掃除を終わらせてください。放置した場合、掃除中でも悪臭が漂うこともあるため注意しましょう。

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