水コラム

未分類

トイレが臭いのは便器のつまりが原因?解決法や予防法とあわせて解説!

 

トイレから悪臭がする場合、それはトイレのつまりが原因かもしれません。

トイレがつまると、不快な臭いが発生することがありますが、その原因はさまざまです。

そこで、今回は、トイレの不快な臭いの原因や解決策、予防法などをご紹介します。

トイレの臭いでお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。

 

トイレが臭くなってしまう原因

トイレから悪臭がする原因としては、以下の6つが考えられます。

 

  • ●封水切れ
  • ●排泄物の汚れ
  • ●水回りや換気扇のカビ
  • ●蓄積された尿石
  • ●排水管の不具合
  • ●トイレと床の間に隙間がある

 

封水切れ

封水切れは、トイレが臭くなる原因の1つです。

封水という便器内に溜まっている水が、下水の臭いや害虫が排水管を通って上がってくるのを防ぐ働きをしているため、封水がなくなると、下水の臭いが湧き上がって臭くなってしまいます。

 

排泄物の汚れ

排泄物の汚れは、トイレが臭くなる原因の1つです。

定期的にトイレの掃除を行なっているから臭うわけがないと思っている方もいるかもしれません。

しかし、排泄物の汚れは定期的に掃除をしていても、便器の地面に接着しているパッキンや排水路への蓄積、便槽内の排泄物未回収が原因で臭うことがあります。

目に見えないような小さな汚れでも、時間の経過とともに黄ばみや黒ずみとなり不快な臭いを放つようになるため、便座のふち、便器の中、便器のふた、トイレタンクの中なども定期的に掃除するようにしましょう。

 

水回りや換気扇のカビ

水回りや換気扇のカビは、トイレが臭くなる原因の1つです。

トイレタンク内、便器と床の設置面、換気扇にカビが発生し、カビ臭くなっている可能性があります。

特に便器と床の設置面にカビが発生している場合は、パッキンが劣化している可能性があるため、確認するようにしましょう。

 

蓄積された尿石

蓄積された尿石は、トイレが臭くなる原因の1つです。

尿には石灰化成分が含まれているため、時間が経つと尿石という汚れが蓄積していきます。

尿石はそのままにしておくと、雑菌が繁殖して悪臭へと変化していくため、強いアンモニア臭がする場合は、蓄積された尿石が原因となっているとわかります。

 

排水管の不具合

排水管の不具合は、トイレが臭くなる原因の1つです。

まずは排水管の接続部分に隙間ができていないかを確認しましょう。

排水管の接続部分に隙間がある場合は、直接下水から悪臭が漂っている可能性があります。

また、急に大量の水が他の排水口から流れ込んできた際などに、排水管の気圧の変化が起こり、トイレが臭うこともあります。

 

トイレと床の間に隙間がある

トイレと床の間の隙間は、トイレが臭くなる原因の1つです。

定期的に掃除を行っているにも関わらず、不快な臭いがする場合は、トイレと床の間の隙間も確認してみましょう。

トイレと床の間には、水漏れや悪臭を防ぐためのガスケット・フランジがあります。

ガスケット・フランジは、長年使っていることにより衝撃が蓄積されて緩んでしまったり、割れてしまったりすることがあり、トイレと床の間に隙間ができてしまうのです。

トイレと床の間に少しでも隙間ができると、尿などの汚れやほこりが溜まりやすくなり、悪臭が生じるため、トイレと床の隙間はコーキングやマスキングテープなどで塞いでしまうと良いでしょう。

 

封水切れが起こる原因

封水は少なすぎても多すぎても問題であるため、基本的に50mm~100mmの深さになるように決められています。

しかし、以下の5つが原因で、封水切れが起こります。

 

  • ●トイレのつまり
  • ●毛細管現象
  • ●封水の蒸発
  • ●排水管内の空気圧の変化
  • ●自己サイフォン作用の不具合

 

トイレのつまり

封水切れが起こる原因として、トイレのつまりが挙げられます。

トイレがつまると、つまったものが封水路の中で封水の流れを邪魔し、封水を溜められなくなって封水切れを起こします。

トイレのつまりを起こす原因はそれだけではありません。

排水路に長年蓄積された汚れなどがへばりつくことでも、つまりの原因になることがあるのです。

 

トイレがつまる原因

トイレがつまってしまうのは、主に以下の4つが原因と考えられます。

 

  • ●便器内に異物を落とした
  • ●トイレットペーパーを大量に使用した
  • ●水圧が弱い
  • ●尿石が溜まっている

 

毛細管現象

毛細管現象とは、トイレのつまりが完全に解消されない状態で水が流れる現象です。

毛細管現象が起こると、流れ損ねた汚れが排水管にくっつき、水の流れが悪くなり、封水切れが起こります。

 

封水の蒸発

封水の蒸発は、封水切れが起こる原因の1つです。

封水は常に同じ量を同じ場所に溜めていますが、時間の経過とともに自然と蒸発しなくなってしまいます。

封水は1日あたり約1ミリ蒸発すると言われていますが、特に夏の暑い日やトイレを長期間使わなかったりすると、蒸発するスピードが速くなり、蒸発して封水の水位が低くなってしまうのです。

 

排水管内の空気圧の変化

排水管の空気圧の変化は、封水切れの原因の1つです。

集合住宅は便器の下にある排水管に空気圧を調整する通気管があり、空気圧を調整しています。

しかし、通気管の劣化や不具合が起きると、空気圧が変化し、封水が便器内に引き込まれてしまうのです。

また、通気管から臭いが漏れるという不具合も考えられます。

 

自己サイフォン作用の不具合

自己サイフォン作用に不具合があると、封水切れが起こります。

自己サイフォン作用とは、一気に水が流れた際に排水管の気圧が変化して封水も一緒に排水管に流れてしまうことです。

めったに起こることではありませんが、排水管の劣化や設計時のミスによって正しく作動しなくなります。

 

封水切れの解消方法

封水切れによってトイレが臭くなってしまっているときの対処法としては、以下の3つが挙げられます。

 

  • ●トイレのつまりを直す
  • ●トイレの水位を戻す
  • ●排水管のメンテナンスを行う

 

トイレのつまりを直す

トイレのつまりを直すことで、封水切れを解消できます。

トイレのつまりを直すためには、2つの方法を試しましょう。

まず、1つ目はスッポンを使う方法です。

スッポンを便器に押し当てて、一気に引き抜き、トイレのつまりの原因となる異物を取り出します。

ただし、つまった原因が固形物である場合は、スッポンを使用してはいけません。

スッポンを使用することで、さらに奥に入ってしまう恐れがあるため、気をつけましょう。

2つ目はワイヤーブラシを使う方法です。

ワイヤーブラシを異物に押し当てたり、絡めたりして、トイレのつまりの原因となる異物を取り出します。

 

トイレの水位を戻す

トイレの水位を戻すと、封水切れは直ります。

トイレの水位を戻すには、2つの方法を試しましょう。

まず、1つ目はトイレの水を流すことです。

封水切れは、封水の蒸発を速める暑い季節や長期間使われていないときによく起こります。そのため、水を流して封水の水位を元の位置まで戻しましょう。

2つ目は、便器にコップ1杯分ほどの水を流し入れることです。

便器に水を流し込むことで、不足していた封水を復元できます。

 

排水管のメンテナンスを行う

封水切れを解消するには、排水管のメンテナンスを行うことが大切です。

排水管の空気圧は自分で調整できないため、定期的に排水管のメンテナンスを行う必要があります。

集合住宅の場合は、管理会社に連絡し、業者に依頼しましょう。

 

トイレの臭いを予防する方法

トイレの臭いを予防する方法としては、以下の4つが挙げられます。

 

  • ●こまめに掃除する
  • ●トイレの仕方に気をつける
  • ●消臭剤を置く
  • ●封水切れを起こさないようにする

 

こまめに掃除する

こまめに掃除することで、トイレの臭いを予防できます。

できれば毎日、少なくとも週に1回はトイレ掃除を行うようにしましょう。

トイレ掃除には、パイプクリーナーやシートタイプのトイレクリーナーも効果的です。

ただし、パイプクリーナーを使用する際は、窓を開けて喚起をする、素手で触らないようにゴム手袋をはめるなどの注意書きをよく確認してから行いましょう。

 

トイレの仕方に気をつける

日頃のトイレの仕方を気を付けることで、トイレの臭いを防げます。

トイレの仕方次第で、トイレ内の尿の飛び散り具合が変わります。

普段立ってトイレをするという方は、座ってトイレをする、蓋を閉めてから流すという2点を心がけるだけで、尿の飛び散りを抑え、臭いの元を抑えることが可能です。

 

消臭剤を置く

トイレに消臭剤を置くことで、トイレの悪臭を予防することができます。

消臭剤は、トイレの不快な臭いをカバーするのに効果的です。

消臭剤には置き型、吊り下げ型、スプレー型などさまざまな種類があり、スーパーやドラッグストア、ネット通販で簡単に手に入るため、1つ置いておくと良いでしょう。

ただし、トイレの臭いを根本的に除去する方法ではないため、きちんとトイレ掃除を行い、清潔に保った上で使うようにしましょう。

 

封水切れを起こさないようにする

トイレの臭いを予防するには、封水切れが起こらないように気をつけるのが重要です。

封水切れを予防する方法としては、以下の4つが挙げられます。

 

  • ●定期的に水を流す
  • ●ウォシュレットを使用する
  • ●流す物に注意する
  • ●特殊蒸発防止剤を使用する

 

定期的に水を流す

封水は何もしないと、1日あたり約1ミリ蒸発していきます。

封水が蒸発したことで起こる封水切れは、水を流すだけで改善可能です。

そのため、長期間使用しない場合は、1ヶ月に1回はトイレの水を流すようにしましょう。

ただし、封水トラップの不具合やトイレのつまりによる封水切れの場合は、またすぐに封水が減少してしまうため、しばらくおいて減少していないかを確認する必要があります。

 

ウォシュレットを使用する

封水切れの原因となるトイレのつまりを予防するのに、ウォシュレットを使用しましょう。

トイレットペーパーの使用量が多くなると、水に溶けやすいトイレットペーパーでもつまることがあります。

ウォシュレットを有効的に使い、トイレットペーパーの使用量を減らしましょう。

 

流す物に注意する

トイレに流してはいけない物を流し、トイレがつまることはよくあります。

以下は、誤ってトイレに流してしまうことの多い代表的なものです。

 

  • ●残飯
  • ●生理用品
  • ●おむつ
  • ●嘔吐物
  • ●ペットの砂
  • ●ペットの糞
  • ●赤ちゃん用おしりふき

 

流す物には注意して、トイレがつまらないように日頃から心がけましょう。

 

特殊蒸発防止剤を使用する

特殊蒸発防止剤とは、封水切れを防止する商品です。

封水トラップと封水の間に薬液の膜を張ることで、封水の蒸発を防ぎます。

特殊蒸発防止剤は、ホームセンターやネット通販で購入することができます。

商品によって効果が持続する期間や使用方法などが異なるため、購入した商品の説明欄をよく読んだ上で使用するようにしましょう。

 

まとめ

トイレから悪臭がする原因はさまざまで、封水切れ、排泄物の汚れ、水回りや換気扇のカビ、蓄積された尿石、排水管の不具合、トイレと床の間に隙間があるなどが挙げられます。

日頃からこまめに掃除する、トイレの仕方に気をつける、消臭剤を置くといったにおい対策や封水切れ予防を心がけましょう。

やまなし水道職人プロは、山梨県にある地域密着型の水道局指定修理業者です。

365日、24時間対応しており、いつでもご相談いただけます。

見積もりは無料で行っているので、お気軽にお問合わせください。

最新のコラム