水コラム

キッチン

キッチンのリフォーム失敗例!意外に後悔するポイントは?

毎日の暮らしを支えるキッチンは、使っていくうちに不便を感じやすい場所です。
「キッチンの各所に不具合が出てきた」「もっと機能性の高いキッチンにしたい」という思いから
リフォームを考える方も多いでしょう。

ただ、キッチンのリフォームには費用がかかるので、使い勝手にはこだわりたいですよね。
思い入れのあるキッチンならなおさら、失敗して後悔はしたくないもの。

そこで今回は、キッチンのリフォーム失敗例をご紹介します。
失敗例を事前に把握し、リフォームを素晴らしいものとしてみてください。

【使い勝手】キッチンのリフォーム失敗例

使い勝手のいいキッチンがあれば料理の際に作業がスムーズに進み、キッチンにいるのが楽しくなります。そのため、デザイン性だけでなく機能面は非常に重要となります。

使い始めてからのことをよく考えずにリフォームを行うと、思わぬところで不満を感じてしまう可能性があります。具体的な失敗例としては、

・全体的に狭い
・思ったより使わない機能・設備がある
・油はねや汚れが目立つ色にしてしまった
・暑い、寒い、暗い
・コンセントが足りない
・位置が悪い
・ニオイが気になる
・目線が気になる

などの例が挙げられます。
ここではそれぞれの失敗例を詳しく紹介するので、これからキッチンのリフォームを考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

■全体的に狭い
キッチンをリフォームする際、要望は人それぞれ違いますが、デザインにこだわって今まで使っていたキッチンとは異なるカタチにすると、デザイン重視になったせいでスペースが狭くなり、リフォーム前よりも使いづらくなるケースが存在します。

L字型のシステムキッチンにリフォームした場合は、収納可能なスペースが増えて90度身体を動かすだけで作業を行えるようになりますが、コーナーの部分がデッドスペースになりやすいので注意が必要です。

また、広いシンクで快適に洗い物をしたい・一度により多く調理できるよう、コンロを増やしたいなどの要望により、安易に大きいシンクやコンロを選んでしまうと、調理スペースが狭くなる場合があるので気を付けましょう。

■思ったより使わない機能・設備がある
「あれば便利そうだし、使うだろうと思い、床下収納やパントリー、ビルトインのオーブンなどを設置したが、実際に使うことが少ない」というケースもあります。

不要な機能や設備をつけてしまうとその分スペースをとるうえ、無駄なお金が発生するため、リフォームの際は本当に必要な機能・設備なのかをよく考えましょう。

■油はねや汚れが目立つ色にしてしまった
調理のことを考えず「白色で清潔感のあるキッチンを演出したい」「壁紙を白色にし、統一感を持たせたい」などの理由で色を選ぶと、使い始めてから油はねや汚れが目立って気になるケースがあります。

白や淡い色は清潔感を演出できてどんな場所にも馴染みますが、キッチンは主に料理を行う場所なので、汚れることを考慮したうえで色を選ぶとよいでしょう。汚れが目立つとしても白や淡い色がいいという場合は、汚れが目立ちにくい素材を選ぶ、汚れが落ちやすい素材を選ぶなどの対応が必要となります。

■暑い・寒い・暗い
キッチンをもともとあった場所から移動させると「風通しが悪くなったせいで暑くなった」「日当たりが悪くなって寒い」「暗い」と感じるケースがあります。

リフォームでキッチンを移動させる場合は、もともとあった場所の状況と移動させる場所の状況をそれぞれ把握し、日当たりや換気がどう変わるのかを知ったうえでリフォームを行いましょう。

窓の有無や換気の流れを事前に確認しておくことをおすすめします。

■コンセントが足りない、位置が悪い
キッチンでは冷蔵庫・電子レンジ・炊飯器・電気ケトル・オーブンなどさまざまな電化製品を使用します。いずれもコンセントに挿さないと使用できないため、置き場所を考えずにキッチンをリフォームするとコンセントが足りない・位置が悪いといった事態に陥るケースがあります。

コンセントの場所が悪いと延長コードを使わなければならず、配線がごちゃつく原因になるので、必要なコンセントの数・問題なく接続できるのかをよく考えたうえでリフォームを行いましょう。

■ニオイが気になる
リフォームの際、アイランドキッチンなどリビングと一体化しているキッチンを選ぶと、会話をしながら料理ができるといったメリットを得られますが、一体化しているからこそ料理のニオイが気になるケースもあります。

普段からあまりニオイを気にしない方なら問題ありませんが、人によってはストレスになることもあるので、使い始めてからのことを思い浮かべて最適なキッチンを選びましょう。

■目線が気になる
アイランドキッチンはリビングと一体化しているため、他の型のキッチンよりも全体が丸見えになり、目線が気になるというケースがあります。

玄関からリビングが見える家では訪問者からもキッチンが丸見えになってしまうので、自宅の状況も考慮したうえでキッチンの形状を考えましょう。

【費用】キッチンのリフォーム失敗例

使い勝手の面ではさまざまな失敗例がありますが、費用の面でも失敗することがあります。

失敗例としては、予算オーバーしてしまった・重要なところにお金をかけなかったという2つの例が存在するので、ここではこれら2つの具体的な内容をご紹介します。

リフォームを行うためにはかなりのお金が必要になるので、失敗しないようぜひ参考にしてみてください。

■予算オーバーしてしまった
キッチンは毎日のように利用する場所なので、便利な機能や広い収納スペースなど叶えたい要望はたくさんあるかと思いますが、全部叶えようとすると予算をオーバーして後悔するケースがあります。

リフォームを行う際は、何を最優先事項にするのか・便利な機能だが本当に必要なのか・収納スペースはどれくらいあれば間に合うのか・壁や床といった設備以外の部分はリフォームする必要があるのかなど、さまざまな観点から予算をオーバーしないようにリフォーム内容を考えなければなりません。

リフォーム内容を決定する際は予算内でおさめられるように、必要なもの・不必要なものを家族でもう一度よく話し合ってみるとよいでしょう。

■重要なところにお金をかけなかった
叶えたい要望をすべて叶えて予算がオーバーするケースとは逆で、予算をオーバーするのではないかといった思いから、自分や家族が重視する点にお金をかけず後悔するケースもあります。

重視する点にお金をかけないと、いざ使い始めたときに不便を感じたり、どこか納得できない思いをしたりすることがあります。リフォーム内容を決定する前に完成したキッチンをイメージし、何を一番重視するのか・お金をかけるべき点はどこなのかを家族ともう一度よく話し合うことが大切です。

まとめ

キッチンのリフォームはお金だけでなく、打ち合わせや工事などで多くの時間を必要とするため、人生でそう何度も行うことではありません。だからこそ重視する点にはお金をかけ、自分と家族が納得のいく理想のキッチンを実現させましょう。

キッチンの各所に不具合が出てきたり、もっと機能性の高いキッチンを使いたいと思った際は、リフォームすることで理想のキッチンを実現できますが、いざ使い始めてみると不要な機能があったり不便を感じるケースもあります。

そのためキッチンをリフォームする際は完成後をイメージし、何を重要視すべきか・お金をかけるところはどこなのかをよく考えなければなりません。しっかりイメージできていれば、完成後にギャップを感じることも少ないです。

リフォームには多くのお金と時間がかかるため、家族がいる場合は自分一人で決めるのではなく、全員でよく話し合って理想のキッチンを実現させましょう。

最新のコラム