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簡単にトイレを増設できる方法は?交換にかかる費用も解説


「自宅のトイレが部屋から遠い」、「朝トイレが混んでなかなか利用できない」なんて悩みはないでしょうか。一般家庭の多くは1か所しかトイレがありません。

しかし、一般家庭でもトイレを2か所以上に増設することで上記問題を解決できます。

そこで今回はトイレを増設する際のメリット、増設にかかる期間や費用、工事期間を短縮できてお得な価格で増設可能になるおすすめのSFAポンプ、さらにおすすめの便器などを詳しく解説します。

トイレ増設で得られるメリットは?

自宅のトイレを増設すると、どんなメリットがあるのでしょうか。

一般家庭のトイレを増設すると、利便性が大きく向上することが一番のメリットです。

2階建ての住宅や大きな住宅の場合には、トイレが1つしかないとトイレに行くだけでストレスに感じることも少なくありません。トイレが1つしかないがために階段を下りていたのが、2階にトイレを増設することで解決します。

寝室とトイレが離れた場所にある場合にも、2か所あれば近い方のトイレに行くことができます。そのため深夜に不安を感じながらトイレに行かなくても済みますし、すぐに部屋へ戻れます。

また、高齢の方が暮らしている住宅の場合にはさらに力を発揮します。歳を重ねるごとにトイレの回数が多くなってきたり、トイレまでの移動がしんどくなってきたりします。

そして朝の出勤前、通学前のトイレが混雑する時間にも、2か所あることで効率的に済ませるようになります。トイレ待ちが原因で遅刻するなんて事態も防げるのではないでしょうか。

このようにトイレを2か所以上に増設することで利便性が大きく向上し、様々な場面においてメリットを発揮します。

「自宅だから2か所もいらない」と感じていた方もいるかもしれません。しかし、今一度トイレを増設することのメリットを把握して考え直してみても良いですね。

一般的なトイレ増設の方法とは?

ここでは一般的なトイレの増設方法として、新設する際の費用、工事期間などをご紹介します。

■トイレの増設工事費用
増設の工事には増築せずに増設する場合と、増築工事が伴う増設工事の2種類があります。増設せずに増築する際に必要となる広さは0.4~1畳程度です。

医室の押し入れやクローゼット、階段上の踊り場など空きスペースがあれば、そこに増築することが可能です。自宅の床面積の変更がない場合には、およそ40~100万円程度かかることを把握しておきましょう。

一方で増築を伴うトイレの増設工事は、新たに床面積を広げる工事を行う手法です。こちらは1畳程度の広さから可能であり、費用は70~200万円程度となります。そして収納の追加や2階以上に設置する場合にはさらに追加で費用が発生します。

■実際の増設・増築工事の事例
事例としていくつかご紹介します。

1つ目に一戸建ての倉庫をトイレにリフォームした事例です。こちらは倉庫となっていた場所にトイレを新設し、まるで以前からあったかのように馴染んだ仕上がりです。リフォーム費用は40万円、工事期間は3日、住宅の種類は一戸建て、築年数は32年です。

続いて2階の和室の押し入れをトイレに改装した事例です。高齢の方が寝室として利用している和室収納部分にトイレを新設したため利便性が著しく向上しました。もちろん給水・排水・防音対策などはばっちりです。

こちらで費用は50円、工事期間は3日、住宅の種類は一戸建て、築年数は21年です。このようにそれぞれの暮らしに適した増設工事がなされています。

「SFAポンプ」を使ってトイレを簡単に増設

一般家庭のトイレ増設においては、どのような配管工事を行うかで費用が高額になるか否かが決まってきます。

もちろん大掛かりな配管工事をしなければ費用を抑えることが可能です。排水圧送ポンプを使用することで工事費用を大きく抑えることが可能です。

排水圧送ポンプとは、トイレなどの水回り設備付近に設置する小型ポンプユニットを指します。排水圧送ポンプを利用することで床下への大掛かりな配管工事が不要となります。

ここではフランスのSFA社が提供する「SFAポンプ」という製品をご紹介します。SFAポンプには複数種類が存在しており、必要なものを選ぶようにしましょう。

たとえば、市販のトイレと組み合わせてトイレ増設が可能な「サニアクセス3」、省スペースでもトイレの増設が可能なポンプ内蔵型トイレ「サンコンパクトプロ」、風呂や洗濯機の排水にも利用可能な耐熱仕様の排水用圧送ポンプ「サニスピードプラス」など、非常に種類が豊富です。

一般家庭のトイレ増設においてはサニアクセス3がおすすめです。

さにアクセス3は小径の排水管で排水圧送できるため、壁や天井をとおして排水可能です。また、高速回転刃によって排せつ物とトイレットペーパーを細かく粉砕するため、パイプの太さが気になりません。

SFAポンプでのトイレ増設でかかる費用と期間

SFAポンプ、特にサニアクセス3は複雑な配管工事が不要に簡単に増設できることから、一般家庭におすすめの製品でした。

SFAポンプを利用すれば、排水管敷設のために床の高さを調整する必要がありません。そのため、工事が格段に簡単になり、1日以内に施工が完了することもあります。

サニアクセス3の価格は、メーカー希望小売価格が税込み161,700円と他の製品に比べて非常にお得です。さらに、サニアクセス3を一般家庭に導入した際には購入から2年間は保証が付いています。

専用のコールセンターに連絡することで対処してくれるため、設置後も安心です。長期間安心して利用したい方には、定期メンテナンスサービスの利用をおすすめします。

トイレ増設におすすめできる便器

トイレを増設する際におすすめとなる便器が、コンパクトなタンクレスタイプです。タンクレスタイプとはその名の通り、便器後方にタンクがないタイプのトイレです。

増設の際にはそれほど広いスペースを確保できないことが一般的です。そのため狭いスペースでも快適に利用できるタンクレスタイプの便器を推奨します。

しかし、場合によってはタンクレスタイプの設置が不可能になります。水圧が低いマンションや一戸建ての2階にタンクレスタイプの増設を検討中の方は要注意です。

タンクレスタイプのトイレは水道と直結し、水圧の力で水を流す仕組みです。そのため、水圧が低いマンションや一戸建て2階以上の場合には、タンクレストイレは厳しくなります。とはいえ可能な場合もありますので、事前に専門業者に相談をして決めるようにしましょう。

まとめ

今回はトイレ増設のメリット、増設工事の期間や必要となる費用、増設におすすめのSFAポンプ、おすすめの便器タイプをご紹介しました。

一般家庭の多くはトイレが1か所しかないのが現状です。トイレが1か所しかないことによって、高齢の方のトイレまでの移動や朝の混雑時間帯などストレスを感じる場面は多々あります。

とはいえ、自宅のトイレを増設することは、意外と考えたことがなかったかもしれません。しかし、収納スペースや階段下などの空きスペースがあればリーズナブルに、生活スタイルに適したトイレを増設できます。

増設は生活を快適にしてくれるでしょう。トイレに関する悩みがある方は、トイレ増設を検討してみてはどうでしょうか。

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