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和式トイレを洋式トイレにリフォームしたほうがいい理由とは?かかる費用も解説


自宅のトイレが和式トイレで洋式トイレへのリフォームを検討している方もいるのではないでしょうか。

洋式トイレは和式トイレにはないメリットが複数あり、一般家庭のトイレには洋式トイレがおすすめです。

そこで今回は和式トイレから洋式トイレへリフォームすることで得られるメリット、リフォームにかかる費用、洋式トイレを選ぶ際のコツ、自力リフォームは可能なのかについて詳しく解説します。

和式トイレを洋式トイレにリフォームすると得られるメリット

自宅のトイレを和式トイレから洋式トイレにリフォームすることで得られるメリットがあります。ここでは洋式トイレにするメリットを3つご紹介します。

■清潔で衛生的
洋式トイレは和式トイレに比べて衛生面を維持することが容易です。理由は、排せつ物がすぐに便器の中に流れていく仕組みだからです。

排せつ物が便器内にすぐに流れていくため、トイレ内に嫌な臭いが充満しにくくなります。さらに、近年の洋式トイレには脱臭機能が搭載されている製品もあるようです。最新機能を搭載している洋式トイレは防臭面において非常に衛生的です。

■足腰への負担が少ない
洋式トイレは便座に直接座って用を足すため、足腰への負担がとても少なく済みます。一方和式トイレの場合には、またがってしゃがみながら用を足すことになります。

高齢の方や足腰に不安を抱えている方にとっては、つらい瞬間となることでしょう。洋式トイレはそのような方でも負担に感じることなく、誰でも快適に利用できる点が大きなメリットだといえます。

■節水になる
最新の洋式トイレには節水機能が搭載されている製品もあるようです。中には従来製品のなんと3分の1ほどにまで水使用量を抑えられる高い性能を持っている製品も登場しています。

毎日利用するトイレですので、節水機能を上手に活かすことで水道代削減に大きく貢献します。

和式トイレから洋式トイレにリフォームする時の費用相場

自宅のトイレを和式トイレから洋式トイレに交換する場合、おおよその費用として25万~50万円かかることを抑えておきましょう。

発生費用の幅は少し広くなりますが、交換するトイレの種類によって変わってきます。洋式トイレは「組み合わせトイレ」「一体型トイレ」「タンクレストイレ」の3種類が主流となっています。

組み合わせトイレとは独立した便器・便座・タンクを組み合わせるタイプ、一体型トイレは便器・便座(温水洗浄便座)・タンクが一体になっているタイプ、タンクレストイレは水を溜めるタンクがなくすっきりとした形状のタイプです。

リフォーム費用に関しては、組み合わせトイレで6~22万円、一体型トイレで20~35万円、タンクレストイレで20~60万円です。

また、従来型が汲み取り式トイレで、簡易水洗トイレにリフォームする場合は、15~60万円ほどの費用が必要となります。名前は「簡易水洗」ですが、見た目としては一般的な洋式トイレととくに変わった点はありません。

リフォームするトイレの種類によって価格が異なることがわかりました。リフォームをする際にはそれぞれの種類別にいくらかかるのかを業者の方にあらかじめ確認しておくようにしましょう。

さらに、工事の費用としてはトイレ単体の価格に加えて以下の点も事前に確認しましょう。それは壁紙や床を張り替える必要はあるのか、配管や電線を工事する必要はあるのかなどです。これらの必要有無によって大きく価格が変化することもあわせて覚えておきましょう。

新しい洋式トイレを選ぶときはここに注目

では実際に洋式トイレを選ぶ際にどこに着目するべきなのでしょうか。
ここでは洋式トイレを選ぶ際のコツをご紹介します。

■トイレのタイプで選ぶ
トイレ選びにおいてトイレのタイプは重要になります。

3種類の洋式トイレは先述しましたが、少し詳しく違いを解説します。

組み合わせタイプのトイレは便器やタンクが独立しており、他の種類に比べ少し安価な設定です。そしてタンクに水が溜まっており、断水時にも数回であれば通常通り使用可能という特徴があります。しかし、タンク内に一定量の水が溜まらないと排水できないため、連続で何度も使用はできません。

一体型タイプは便器とタンク、便座がすべて一体化しているトイレです。凹凸部分が少なく掃除が簡単な点とデザイン性が優れた点がメリットです。しかし、各パーツが一体化しているゆえ、一部分が故障するとトイレ全体を交換しなくてはいけなくなります。

タンクレスタイプはタンクがついていないため、デザイン性が高くその分掃除も簡単な作りです。そして連続した排水が可能な点も魅力的です。

しかし、トイレ広報部に手を洗う場所がないため、別で手洗い場を準備する必要があります。

■機能で選ぶ
トイレの種類以外で付属する機能も見ておかなくてはいけません。

具体的には、暖房温座、ウォシュレット、オート開閉機能、節水機能、脱臭機能などです。これらをつけるか付けないかで費用が大きく異なります。

一緒に生活している家族と必要かどうかをしっかりと話し合っておきましょう。また、それぞれの機能を搭載したときの価格がどう変化するかも、必ず事前に業者に確認したうえで検討するようにしましょう。

■実際に触れてみる
実際に触れてみて使い心地の確認をすることも非常に重要なポイントです。種類や機能の説明、カタログの写真のみでは完全に把握することはできません。

実物に触れてみることで使用するときの状況が細かくイメージしやすくなります。そして、ショールームや展示場に足を運ぶとリフォームのプロに直接相談をできることもメリットとなります。

訪問で聞きたいことがある場合には、あらかじめアポを取っておくとスムーズに相談に移れるでしょう。これから毎日使用することになるトイレですので、実物を見て触れてみて検討しましょう。

トイレのリフォーム、自力でどこまでできる?

トイレのリフォームは自力で可能なのでしょうか。結論からいうと、トイレ本体を購入して自分ですべて交換するということはできません。初心者でもできるトイレリフォームは照明の変更、収納の設置、床・壁材の貼り替えです。

トイレはとても狭い空間のため、照明ひとつ変更するだけで雰囲気をがらりと変えることができます。照明の種類も豊富となっておりシンプルな電球から模様を映し出す電球まで登場しています。

電球をこだわれば北欧風、ヨーロッパアンティーク風、和風などさまざまな雰囲気を作り出せます。そして収納の設置も簡単なのでおすすめです。

新たに収納を設置することで無駄なスペースを効率的に利用でき、空間をすっきりさせることができます。トイレの床や壁は汚れやすいため、貼り替えれば新品のトイレのように雰囲気を変化させられます。

今後の掃除の手間を減らすためにも汚れに強いトイレ用の素材が使用されている床や壁紙をおすすめします。トイレの雰囲気をがらりと変えられるモノばかりです。

まとめ

今回は和式トイレから洋式トイレへリフォームした際に得られるメリット、リフォームにかかる費用、洋式トイレを選ぶ際のコツ、自力でのリフォームに関して紹介してきました。

洋式トイレは衛生面や私達の足腰にかかる負担軽減など和式にはないメリットがありました。そして近年ではさまざまな機能を搭載した洋式トイレが登場してきています。そのため自分の生活スタイルに適したトイレを見つけることが大切になります。

今回ご紹介した内容を参考にして洋式トイレへのリフォームを検討してみてください。さらに、照明、収納スペース、壁紙・床については自力リフォームも可能でした。これを機に自分の理想とするトイレを作ってみてはいかがでしょうか。

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