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マンションのお風呂のリフォームの費用や期間とは?

イメージチェンジやバリアフリー化のために、マンションのお風呂のリフォームを検討している人もいるのではないでしょうか。リフォームで自分の理想を反映するための費用や、期間が心配だという人もいるかもしれません。

この記事では、マンションのお風呂のリフォームではどのようなことができるのか、リフォームにかかる期間や費用についてご紹介します。

マンションのお風呂のリフォームでできること

マンションのお風呂は、一戸建てと違ってサイズや配管に制限があります。具体的には、どのような部分をリフォームすることができるのでしょうか。

ユニットバスの交換

マンションのお風呂のリフォームで多く使われているのがユニットバスの交換です。ユニットバスとは、浴槽から壁、天井までがセットになった商品です。ユニットバスには、メーカー共通の規格がありますが、10cm単位で分けられているため、選択肢は多いでしょう。

築年数が古い場合、当時はなかったサイズのユニットバスが販売されていることもあります。ユニットバスを交換することで、浴室が広くなる可能性もあります。

どうしても浴室が狭くてユニットバスによるリフォームができない場合は、ハーフユニットバスもおすすめです。ハーフユニットバスは、浴槽と洗い場、壁の下部分のみがセットになっています。

ハーフユニットバスは、一般的なユニットバスよりも種類は少ないですが、天井が低い浴室や、壁の一部が飛び出していて通常のユニットバスを設置できない場合でも使えるというメリットがあります。

いずれも、タイル張りの在来タイプの浴室からのリフォームも可能です。

在来浴室のリフォーム

床材や壁のデザインなどにこだわりたい人におすすめなのが、在来浴室でのリフォームです。ユニットバスよりもサイズに自由度が高く、デザインのカスタマイズ性も高いのが特徴です。

壁や床の補修

壁や床など、気になっている部分のみをリフォームすることも可能です。

たとえば、乾きやすいタイプのパネルにリフォームすることで、カビや汚れを防ぐことができます。手軽にできるのは、現在の壁や床にリフォーム専用フィルムを張る方法です。リフォームしたその日からお風呂が利用できます。防菌や防カビ加工されたフィルムもあり、汚れが付きにくいのもメリットです。

浴室用のパネルのデザインはバリエーションが多く、手軽に浴室のイメージチェンジができるでしょう。

マンションのお風呂のリフォームでできないこと

マンションの場合、壁や共有部分の工事が難しいこともあり、リフォームできない部分もあります。

追い焚き機能の追加

せっかくリフォームするのであれば、追い焚き機能を追加したいと考えることもあると思います。しかし、マンションのお風呂リフォームでは、追い焚き機能の追加は規約上難しいことが多いです。

追い焚き機能を追加するためには、給湯器を給湯専用のものから、追い焚き機能付きに変更しなければなりません。部屋と給湯器の距離が近い場合は工事しやすいですが、給湯器がベランダや部屋の外にある場合は壁に穴をあける必要があります。

また、浴槽と給湯器をつなぐ配管の増設も必要で、その場合は床に穴をあける工事が発生します。

マンションの共有部分の工事が含まれるため、規約で工事をできないことが多く、もし工事が許可されても大規模な工事となり費用や期間がかかってしまいます。

マンションのお風呂をリフォームするときの費用相場

マンションのお風呂のリフォーム費用はどのくらいかかるのでしょうか。ここでは、リフォームの内容別に費用相場を紹介します。

ユニットバスからユニットバスへの交換

ユニットバスからユニットバスへ交換する場合の費用は、本体の価格と工事費をあわせて50~150万円が相場です。浴室テレビやジェットバスがついたハイグレードタイプだと、本体だけで100万円以上かかることもあります。

在来浴室からユニットバスへの交換

在来浴室からユニットバスへ交換する場合の費用は、60~150万円が相場です。在来浴室を解体したときに、下地が痛んでいるケースなど、追加で補修が必要な場合は費用が上がります。

ユニットバス・ハーフユニットバスからハーフユニットバスへの交換

ユニットバスやハーフユニットバスからハーフユニットバスへ交換する場合の費用目安は70~130万円です。浴室の状態によっては、追加費用がかかる場合もあります。

在来浴室からハーフユニットバスへの交換

在来浴室をハーフユニットバスに交換する場合、費用は80~200万円ほどが目安です。在来浴室からユニットバスへの交換と同様で、下地の補修が必要な場合は追加費用がかかります。

在来浴室のリフォーム

在来浴室は、ユニットバスやハーフユニットのリフォームと比べて高くなる傾向があります。相場は80~200万円程度です。部材にこだわるとさらに高くなります。

壁や床の補修

壁や床の補修の費用は、樹脂系のパネルの場合10~30万円が相場です。専用フィルムや塗装、タイルの場合は多少相場が下がります。

既存の壁を取り除く場合や、下地処理、補強工事を実施すると追加費用がかかります。

マンションのお風呂をリフォームするときの期間の目安

リフォーム期間中は、自宅のお風呂は利用できなくなってしまいます。リフォームの期間が長くなるほど、日常生活が不便になってしまうでしょう。

ここでは、お風呂をリフォームするときの期間の目安を紹介します。

ユニットバスからユニットバスへの交換

ユニットバスからユニットバスへ交換する場合、工事期間は4日前後です。パーツを組み立てていく工事になるため、他のケースよりも期間は短くなります。

在来浴室からユニットバスへの交換

在来浴室からユニットバスへ交換する場合、工事期間は7日前後です。コンクリートが乾くまでの日数などで、期間は変化します。

ユニットバス・ハーフユニットバスからハーフユニットバスへの交換

ユニットバスやハーフユニットバスからハーフユニットバスへ交換する場合は、4~6日程度が期間の目安です。

在来浴室からハーフユニットバスへの交換

在来浴室をハーフユニットバスに交換する場合、7日前後が工事期間の目安です。下処理や撤去工事が必要なので、多少期間が長くなります。

在来浴室のリフォーム

在来浴室から在来浴室のリフォームは、大掛かりになることが多いです。そのため、工事期間は2週間~1カ月ほど見ておきましょう。

壁や床の補修

壁や床の補修は、1~2日ほどが目安です。専用フィルムであれば、リフォーム当日からお風呂を使うこともできます。

まとめ

この記事では、マンションのお風呂のリフォーム費用や期間について紹介しました。

マンションのお風呂リフォームでは、ユニットバスの交換や壁・床の補修はできますが、追い焚き機能の追加は現実的ではありません。

費用や期間は、現在の浴室のタイプや、交換する浴室タイプによって変わります。工事期間中はお風呂を利用することができないので、工事前に費用だけでなく期間も確認しておきましょう。

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