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井戸ポンプが故障?症状や原因、解決方法などを解説

自宅の庭で行う、洗車やガーデニングの際に活躍するのが井戸ポンプです。そんな井戸ポンプが故障した場合はどのような対応を取れば良いのでしょうか?

井戸ポンプが故障する原因は様々ですが、いざ使いたいタイミングで使えなくなってしまうと大変不便です。井戸ポンプが故障した際は、その原因を確認するのはもちろん、修理にかかる費用なども同時に確認しておく必要があります。

では、具体的な解決方法にはどのような方法があるのでしょうか?そこで今回は、井戸ポンプが故障する時の症状や原因、解決方法について解説します。

井戸ポンプが故障?症状・原因とは

井戸ポンプの故障が発覚した際は、その原因や症状を把握しておくことが大切です。その原因や症状を把握しておかないと適切な修理ができないため、必ず故障理由を確認しましょう。

井戸ポンプの故障に関する症状として、まず水回りのトラブルが考えられます。水回りのトラブルとは、井戸ポンプから水漏れが発生している場合や水そのものが出てこないなどの症状です。また、水を出せてもその量が少ない場合も故障を疑いましょう。

水回り以外では、電力系統のトラブルが考えられます。主に、モーター音が常に鳴っていることや異常な音を発している場合、使用中に勝手に電源が落ちることなどです。

電力系統のトラブルの多くは、パーツの経年劣化や大雨などによってショートしていることが原因として考えられます。

自宅の井戸ポンプの使用年数を確認しておくことや大雨が降った翌日の使用には気をつけなければいけません。

井戸ポンプの故障のサインには、水回りと電力系統が多くありますが、これ以外にも確認しておく必要がある部分があります。

まず、寒さによる凍結です。寒い時期は、水そのものがポンプ内で凍結し、地下水位も下がってしまう傾向があります。

しかし、これは井戸ポンプの故障ではなく天候によるものなので、必ずしも故障しているわけではありません。自然解凍を待ってから水が正常に出てくるかを確認しましょう。

また、土砂によるつまりの影響で井戸ポンプに不具合が生じるケースもあります。これも大雨の時と同様、土砂がストレーナーなどにつまっているだけの可能性が高いので、つまった砂を手で取り除くことで井戸ポンプが復活します。

井戸ポンプの故障トラブルを解決するには

井戸ポンプが故障した際には、その症状を確認するための原因の究明も重要になります。この原因によって、トラブルの解決方法も変わってくるので、適切な解決方法を取るためにも必ず原因を突き止めましょう。

また、井戸ポンプを壊してしまわぬように、慌てず慎重に確認作業することも意識しましょう。

では、どのようにしてトラブルを解決させれば良いのでしょうか?ここでは、井戸ポンプの故障トラブルを解決する方法について解説します。

砂やゴミを掃除して解決させる
井戸ポンプには、ストレーナーや砂こし器といった部分があります。そこに、砂やゴミが溜まってしまうと、井戸ポンプが正常に作動しなくなってしまいます。そのため、このストレーナーや砂こし器を掃除する作業を行いましょう。

ストレーナーには、藻や鉄分が多く繁殖するケースがあります。このような汚れにも対処できるように、コンプレッサーやブラッシングをして掃除すると効果的に汚れを除去することができます。

砂こし器は、メッシュ部分に砂が溜まっている場合があるので、メッシュ部分を中心に掃除すれば問題ありません。

直接的な土砂による被害以外にも、近隣で工事をしている際には砂ぼこりによって井戸ポンプに影響が出る可能性があるので注意が必要です。

巻き上げられた砂や振動による砂の流入が考えられるため、近隣で工事をしているタイミングで井戸ポンプを使う場合は注意しましょう。

呼び水を一杯にしておく
井戸ポンプで起こるトラブルでは、呼び水に関するトラブルも多く発生します。呼び水がないと、井戸ポンプからスムーズに水を出すことができません。そのため、呼び水がなくなったら必ず補充して、ポンプ一杯まで水を溜めておきましょう。

業者に依頼した方が良いケース
井戸ポンプのトラブルの内容によっては、自力での修理が難しく、業者に依頼した方が良いケースがあります。

業者に修理を依頼した方が良いケースは、主にモーターに関するトラブルです。水を問題なく使用できていても、モーターから異音がする場合や経年劣化が考えられる場合は、使用を控えて業者に相談するのがおすすめです。

モーターに関するトラブルは、井戸ポンプそのものの損傷を招くことに加えて、騒音トラブルにも発展してしまいます。モーターに関するトラブルを見つけた際にも、なるべく早く対処することが重要です。

井戸ポンプの交換はDIYでも大丈夫?

井戸ポンプの交換は、DIYでも交換することができます。ただし、井戸ポンプの交換自体の作業難易度が高く、1人では難しいため、2人以上での作業が必要になります。

また、電動式の井戸ポンプの場合は、井戸ポンプのみならず電気回路の不具合も確認しなければいけなくなり、専門的な知識も必要とします。

そのため、井戸ポンプのつまり程度のトラブルであれば、DIYでのお手入れでも問題ありませんが、井戸ポンプ本体の交換やモーター関係の修理は、DIYで作業するのは控えて、業者に依頼した方が失敗のリスクを軽減できます。

井戸ポンプの修理業者の費用相場

井戸ポンプの修理を専門の業者に依頼する場合、気になるのが費用相場です。井戸ポンプは、家庭における水回りのトラブルの中でも、直す機会がそこまで多くないため、費用相場が全く読めない人も多いのではないでしょうか?

井戸ポンプの修理は、どの部分の修理を依頼するかによって費用が変わっていきます。この部分ごとの基本料金に加えて、部品代や出張費など様々な費用がかかります。

井戸ポンプ修理の部品に関する費用相場は、排水管の交換で約5,000円から、ストレーナーの洗浄で約8,000円から、ポンプの部品交換で約1万円から、ポンプの水漏れの解消で約1万6,000円からが相場になります。

また、状況によっては井戸ポンプの部品交換でなく、本体ごと交換が必要なケースがあります。まるごと交換する場合は、約4万円から修理を依頼できます。

既存の部品や本体の交換が必要な場合は、古い廃材の撤去費用についても押さえておきましょう。この撤去に関する費用も、部品によって料金が異なる可能性があるため注意しましょう。

費用相場はあくまでも目安の金額なので、明確な費用の内訳を知りたい場合は、依頼先の業者に問い合わせて確認するのがおすすめです。

まとめ

この記事では、井戸ポンプが故障する時の症状や原因、解決方法について解説しました。
井戸ポンプは、常に外の気温や天候にさらされているので、使用頻度が少ない人でも突然のトラブルには十分気をつけましょう。

大雨や土砂を始め、天候が悪くなった後のタイミングで使用する際には井戸ポンプの状態を確認してから使うのがおすすめです。

また、井戸ポンプを修理する際には、自力行う際の難易度と業者に依頼する際の費用面をよく比較してから修理するようにしましょう。

もしかしたら今自宅にある井戸ポンプは、経年変化を経て寿命を迎えているかもしれません。そのため、使用年数も考慮して修理を検討することで、今後も長期的に使用し続けることができます。

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