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キッチンの水栓(蛇口)交換するにはどれくらいの費用がかかる?

毎日使うキッチン水栓は、劣化や水漏れなどのトラブルが発生しやすい場所です。

トラブルが発生した場合、修理しなければならないのは当然ですが、気になるのは修理や新しい水栓の取り付けにかかる費用ではないでしょうか。

この記事では、水栓(蛇口)の買い替え費用や修理、交換にかかる工事費用の相場、できる限り費用を抑える方法などをご紹介します。

キッチン水栓(蛇口)の交換費用と相場はどれくらい?

キッチン水栓の交換は、工事費+水栓本体の価格で算出されます。

水栓の取り付け工事費用は約8,000円~16,000円が目安となります。単水栓と混合水栓でも工事費用に差が出ますが、金額差が大きくなるのは水栓本体の価格です。

デザインがオシャレなものや、高機能の水栓は、2~3万円以上するものも少なくありません。

工事費用には基本的には次のような内容が含まれます。

・水栓の交換費用
・古い水栓の廃棄処分費用
・部品代(パッキンなどの細かい部品の実費)
・出張費
・諸経費・人件費

このほかに、夜間作業やタッチレス水栓取り付けの際の電気工事などが別途追加料金で発生するケースがあります。

水栓交換を依頼する業者によっても、基本工事費用の内容が違いますので、見積もりの時点で確認してください。

また、キッチン水栓の交換は、ビルトイン浄水器やタッチレスなど高機能が選べるものが多く、水栓本体価格が高くなるので、浴室や洗面所と比べると工事費用も高くなる傾向にあります。

費用を抑えたいのであれば、吐水のみの単純な水栓を選ぶのが良いでしょう。

水栓(蛇口)の交換タイミングは?
水栓の耐用年数は10年前後と言われています。

そのため、設置から10年以上使用している水栓で何かしらのトラブルが起きた場合は、部品交換ではなく、水栓を新しいものに交換するのがおすすめです。

また、設置から10年を過ぎた水栓は、生産終了やモデルチェンジなどの理由で、壊れた部品だけを入手するのが難しくなってきます。

10年以上経っていれば、1ヶ所部品交換で修理しても、次々にトラブルが起き、修理を繰り返すことにもなりかねません。

修理を繰り返す手間や費用を考えると、新しい水栓に交換する方が費用も抑えられ、おすすめと言えます。

キッチンにおすすめの水栓(蛇口)機能

キッチン用水栓を交換する際、一般的には同じタイプの水栓に交換します。また、キッチン水栓には便利な機能がついているものが多くあります。同じタイプで取り付け可能なもの、さらにほしい機能が付いたものを選ぶとよいでしょう。

■ワンホールタイプ
水栓本体がキッチン天板に1箇所穴を開けて取り付けられているもの。

■ツーホールタイプ
水栓本体がキッチン天板に2箇所穴を開けて取り付けられているもの。

■壁付混合栓
シンク側の壁に配管を通し、シンク上部の壁に取り付けられているもの。

■台付混合栓
取り付け穴がシンクの上にあり、水栓が台に取り付けられているもの。

現在使っている水栓がどのタイプなのかを確認して、同じタイプのものを選ぶと交換も簡単です。

違うタイプに交換できることもありますが、別途工事が必要になる場合がほとんどです。費用を抑えたいならば、同じタイプへの交換をおすすめします。

シャワー切り替え機能
吐水をストレートとシャワーに切り替えできる機能です。水をためる時にはストレート、洗い物をする時はシャワーで使い分けができます。

伸び縮みするホース
ハンドシャワーとも呼ばれるタイプの水栓です。ホースが伸び縮みするのが最大の特徴となっています。

ホースを引き出せば、シンクの隅々まで水が届くので便利です。また、大きな鍋やボウルなどを作業台に置いたままで水を張れるので、作業がはかどります。

浄水機能付き
水道水のカルキが気になる、おいしい水を手軽に使いたいという方におすすめなのが、浄水機能付きの水栓です。

浄水カートリッジが内蔵されている複合水栓なら、水栓レバーの操作だけで切り替えできるので、料理やティータイムにも手軽に浄水された水が利用できますよ。

タッチレスタイプ
水をこまめに出したり、止めたりできて、吐水量も一定になるなど、節水効果が高いのがタッチレス水栓です。

水栓に触れず、センサーに手をかざすだけで水を出すことができるので、水栓周りが汚れにくいのも嬉しいポイントです。

ただし、センサーを使用するには電源の増設工事が必要なので、電気工事をしなければいけない場合があります。

キッチンの水栓(蛇口)の交換を安く済ませる方法はある?

ここで、なるべくキッチン水栓交換の費用を抑える方法をご紹介します。

水栓の取り付けのみ依頼する
ホームセンターやネットショップで好きな水栓(蛇口)を購入すれば、水栓自体の費用を抑えられます。取り付け工事はプロに依頼するので安心です。

ただ、注意しなければならないのは、取り付け可能な水栓を間違えずに購入することです。自分で水栓を購入する際は、十分に確認をしてから購入してください。

自分でやる(DIY)
交換費用を最も抑えられるのは、購入から取り付けまですべて自分でやるDIYです。工具があれば、水栓の購入費用だけで済みます。

水栓には様々なタイプがあるので、それぞれに合った交換方法や、コンセントや点検口などのキッチン設備の知識がなければなりません。

さらに、浄水器やタッチレス水栓への交換の場合の電気関係の工事には、電気工事士の資格が必要なものもあるので、注意してください。

費用を最も安く抑えられるのがDIYのメリットですが、間違えると交換後に水漏れが発生する可能性もあり、慣れていない人にはかなり難易度が高い方法です。

ほとんどがパッキンの交換のみで解決
水栓(蛇口)から水漏れする原因の多くは、パッキンやケレップと言われる部品の経年劣化によるものです。パッキンやケレップを新品に交換することで、簡単に水漏れが解消できる可能性があります。

パッキンやケレップはホームセンターやネットショップでも購入でき、費用も数百円で済みます。

ただし、パッキンの種類やサイズがとても多く、サイズを間違えると無駄になってしまいますので、購入前にしっかりとサイズを測ってください。

費用も安く、DIYでやる場合、水栓の交換ほど難易度も高くありません。とはいえ、少しでも不安がある場合は、プロに依頼するのが安心ですね。

賃貸住宅の場合はどうする?

水栓(蛇口)の交換理由が、水漏れなどのトラブルによるものであれば、管理会社や大家さん側で費用を負担してもらえることがほとんどです。

不具合があるからと言って、自分で勝手に業者を手配せず、まずは管理会社や大家さんに相談してみてください。

一方、不具合はないけれど、使い勝手や見た目が理由で水栓(蛇口)を交換する場合、費用を自己負担することで交換可能です。

ただし、賃貸物件を退去する時には「原状回復」が原則ですので、元々ついていた水栓に戻す必要があります。使わないからと、処分してしまわないように注意してください。

まとめ

キッチン水栓の交換費用について紹介しました。最後に内容を簡単にまとめます。

・キッチン水栓の交換費用は工事費+水栓本体価格できまります。
・水栓の耐用年数は一般的に10年前後。
・キッチン水栓は高機能付きで便利だが、価格も高めになる。
・費用を安く抑えたいなら、取り付け工事のみを依頼する。
・DIYによる交換は、費用は抑えられるがリスクも多い。
・賃貸住宅では、水漏れなどのトラブルがある場合は、管理会社や大家さんに相談する。

工事を依頼する場合は、見積もりの際に不明点がないように確認して、じっくりと検討してください。費用を抑えることも大切ですが、思わぬトラブルに遭わないよう、自分で納得し、信頼できる業者に依頼することをおすすめします。

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