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お湯を出しっぱなしにするとガスが止まる?水しか出なくなる?

シャワーのお湯が出たままになっていた、という経験はありますか。出したままにしたつもりはなくても、きちんとハンドルが閉まっていなかったためにお湯を出し続けていたという経験は多いかと思います。

万が一そのようなことがあった場合、安全のためにガスは止まるようです。本当にお湯は出なくなってしまうのでしょうか。

そこで今回は、お湯を出しっぱなしにするとガスが止まってしまうのか、また止まってしまった場合の対処法などをご紹介していきます。

お湯を出しっぱなしにするとガスが止まるのか?

実際にお湯を出しっぱなしにしてしまうと、一定の時間が経ったタイミングで、安全装置が作動します。そして、ガスが止まりお湯が出なくなってしまいます。この際、給湯器にはエラー表示がされ点滅している状態になるでしょう。

これは、ガス給湯器が危険だと検知して供給を停止してくれることが原因です。お湯の出しっぱなしはまだ危険性の少ないパターンではありますが、たとえばキッチンでガスの出しっぱなしが生じると火事に繋がる可能性があります。そのため、この機能は非常に大切な機能だといえるでしょう。

給湯器の安全装置が作動するタイミングは種類によって違いますが、多くの場合60分程度で作動します。近年多くの家庭の給湯器には安全装置が付けられていますが、古いタイプのものだとついていない可能性もあるので、ガスの使いっぱなしには注意しましょう。

ガスが止まった時の対処法

ガスが止まってしまった時は、ご自身で対処するのではなく専門業者に状況を確認してもらうことをおすすめします。

なぜなら、長時間お湯を利用したこと以外になんらかの原因がある可能性もあるからです。実際にお湯が出なくなった場合は下記の方法を取ってください。

室内の空気を入れ換える
給湯器が止まってしまった原因が完全にわかるまでは、一度室内を換気しましょう。ガスが万が一室内に充満すると、一酸化炭素中毒に陥ってしまう危険性があります。人体にとって非常に良くない状況ですので、すぐに空気を入れ換えましょう。

また、空気を入れ換える際に注意してほしいのが、換気扇を使用しないことです。換気をするとなると換気扇を回しがちですが、ガスが充満した状態で電化製品を使用するのは非常に危険です。そのため、窓や扉を開けて換気するようにしてください。

給湯器のメーカーに問い合わせる
室内の換気ができたら、給湯器のメーカーに問い合わせましょう。メーカーのホームページなどにカスタマーセンターの電話番号が載っているはずです。

問い合わせの際には、いつ、どこで、どのような状況でガスが止まったのか、またエラー表示が出ている場合はエラー番号なども伝えましょう。できるだけ詳しく伝えることで、素早い対応をしてもらえる可能性が高くなります。

給湯器の安全装置に関しては、ガスの修理業者で対応できない可能性があります。そのため、必ずメーカーに直接連絡するようにしましょう。

お湯を出しっぱなしにすると水道代やガス代はどれくらいかかる?

お湯を出しっぱなしにしてしまうと、1番気になるのは水道代やガス代が高額になってしまうことでしょう。では、実際にはどれくらいの費用が発生してしまうのでしょうか。

水道代
水道代は流した水量によって変わってきます。そのため、今回はシャワーを全開にしてお湯を出した時の水道代を想定します。

シャワーをしっかり開けた状態だと、30秒あたり6リットルのお湯が流れます。1リットルあたりの水道代は約0.18円なので、流しっぱなしにした時間によって下記のような金額になります。

・1分流すと12リットル流れて2.1円
・10分流すと120リットル流れて21円
・1時間流すと720リットル流れて126円
・3時間流すと2,160リットル流れて378円
・8時間流すと5,760リットル流れて1,008円

1時間ほどで安全装置が作動すると考えると、126円分水道代が上乗せされることとなります。このように見ると案外安価で抑えられるので、安心した方も多いのではないでしょうか。

ガス代
ガス代は、使用した時間によって金額が変わります。ガス会社により多少の差はありますが、平均して1分間に6.8円ほどガス代がかかります。

・10分流すとガス代は68円
・30分流すとガス代は204円
・1時間流すとガス代は408円
・2時間流すとガス代は818円
・6時間流すとガス代は2,454円
・12時間流すとガス代は4,908円
・24時間流すとガス代は9,816円

1時間ほどで安全装置が作動することを考えると、408円分ガス代が上乗せされることとなります。

水道代とガス代1時間分は、534円ほどの費用がかかります。これは、湯船にお湯をはった場合の3回分にあたります。このように考えると、かなり無駄な費用であることがわかりますね。

お湯がでなくなるその他の原因

ガス給湯器が止まってしまいお湯が出なくなってしまうのは、お湯を出しっぱなしにしてしまった時以外でも発生することがあります。

ガス給湯器の故障
お湯を出しっぱなしにしたわけではないのに水しか出なくなってしまった場合、ガス給湯器の故障が原因と考えられます。給湯器も経年劣化するものなので、このような場合はまず他の蛇口からもお湯が出なくなっているか確認しましょう。

1つの蛇口のみお湯が出なくなっている場合、給湯器の故障ではなく蛇口に問題がある場合があります。このような時は、蛇口もしくはシャワーヘッドの部品を交換する必要があるため、分解して確認してみましょう。

おおよそ、パッキンの劣化が原因と考えられます。パッキン自体は手軽に購入することが可能なので、サイズをメーカーに問い合わせてみてください。

また、すべての蛇口からお湯が出なくなってしまった場合は、給湯器に付いている水抜きフィルターが詰まっている可能性があります。

給湯器の本体に元栓が直接繋がっており、その接続部分に水抜きフィルターがあります。ひねって取り外すことで簡単に確認できるため、一度詰まり具合を確認してみましょう。

万が一詰まりがひどい場合はこちらが原因のため、メーカーに問い合わせて清掃してもらうことをおすすめします。また、詰まりがない場合は給湯器の故障が原因と考えられます。ご自身で原因究明することは難しいため、この場合もメーカーや専門業者に修理を依頼しましょう。

災害や天候による不具合
ガス給湯器が屋外に設置してある場合、災害や天候による振動で一時的にガスが止まってしまう可能性もあります。こういった自然災害以外にも、人がぶつかったり大きい車が近くを通った振動などでも不具合を生じることがあります。

このような場合は、一度ご自身でガス給湯器を確認しエラー表示が出ていないか確認しましょう。エラー表示が出ていない場合は、前述した給湯器の故障と考えて問題ありません。

エラー表示が出ている場合、何かしら問題が発生したことになるので、カスタマーサポートに連絡してみましょう。

まとめ

今回は、お湯の出しっぱなしでガスが止まってしまうのか、また止まってしまった場合の対処法についてご紹介していきました。

お湯の出しっぱなしは、ガスの使いっぱなしということです。これは、キッチンでガスを付けっぱなしにしてしまったことと同じく、あらゆるトラブルに繋がります。そのため、使うときだけお湯を出したり、使い終わったらしっかりハンドルが閉まっているか確認する習慣を付けるようにしてください。

現在多くの家庭で使用されている給湯器は、だいたいのものに安全装置が付けられています。しかし、古い住宅や特殊なデザイン住宅の場合、安全装置がつけられていない可能性もあります。

すると、万が一ガスの使いっぱなしが生じた時に大変危険なので、安全装置があるからと油断せず日頃から使いっぱなしに気をつけるようにしましょう。

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